ゆうパケットは、日本郵便が提供をしているサービスのひとつで、洋服や雑誌、サプリメントなど、小さな荷物の発送に適したサービスです。

厚みが3cm以下であれば郵便局の窓口だけではなくポスト投函も可能な便利なサービスではあるものの、到着が遅いといった意見も聞かれます。

そこで今回は、ゆうパケットが遅いといわれる理由うや遅くならない対象法を解説します。

ゆうパケットとは

ゆうパケットとは、日本郵便が提供している小さな荷物の発送に適したサービスです。

対応する荷物のサイズは、長辺34cm以内、厚さ3cm以内、3辺の合計が60cm以内で、重さ1kg以内のものに限ります。荷物の厚さによって送料が変わり、厚さ1cm以内の場合は250円、厚さ2cm以内の場合は310円、厚さ3cm以内の場合は360円です。

利用方法は、まず、最寄りの郵便局で「専用宛名シール」を受取り、専用宛名シールに必要事項を記入します。次に、送料に応じた切手と一緒に荷物に貼り、ポスト投函または郵便局の窓口に差出すと、送り先の郵便受に配達されます。専用宛名シールはWebから発行することも可能です。

発送から配達までの日数は、おおむね差出日の翌日から翌々日で、土曜日・日曜日・休日も配達可能です。荷物の引受情報とお届け完了情報はインターネットによる追跡サービスにて確認できます。

ゆうパケットが遅い理由

ゆうパケットの発送から配達までの日数は、おおむね差出日の翌日から翌々日が目安となっています。しかし、場合によっては1～2日で届かないことも珍しくありません。ここでは、ゆうパケットの配達が遅い理由を解説します。

天候不良や災害

大雪や大雨、地震など、天候不良や災害が発生した場合には、配達作業や仕分け作業に遅れが生じ、荷物の到着が遅れてしまいます。たとえ発送元では遅延する理由が考えらえない場合でも、宛先の近辺で天候不良や災害が発生していた場合、到着が遅れる可能性があるでしょう。

速達扱いではない

ゆうパケットは速達扱いではなく、メール便扱いとなります。そのため、ハガキやDMと同じような扱いです。また、速達や書留は郵便局の車を使って配達することが多いですが、ゆうパケットはバイク便で運ばれることが多いため、配達に遅れが生じやすいと考えられます。

基本的に陸送のため

ゆうパックやレターパックが航空輸送されるのに対し、ゆうパケットやクリックポストは陸送にです。そのため、本州間の発送であれば大きな遅延が生じることはありませんが、沖縄と北海道のように離島扱いになる場合はゆうパックやレターパックより遅くなる可能性があります。

繁忙期のため

郵便物が増える、いわゆる繁忙期も配達が遅れがちです。繁忙期は1日～3日程度通常より配達が遅れる可能性があります。

• 3～5月：卒業、入学、転勤など引越しシーズン
• 5月：ゴールデンウィーク前後、母の日前後
• 6月：父の日前後
• 7～8月：お中元、暑中見舞い、残暑見舞い、お盆のシーズン
• 12月：お歳暮、クリスマスシーズン
• その他：特産品が旬で出荷が増える時期

なお、すべての時期の配達が遅れるわけではありませんが、一般的に以下の時期は郵便物が増えやすい時期といわれています。

差出人が出したタイミング

差出人がポストに投函する場合、ポストの集荷時間を過ぎていると通常より配達が遅れることがあります。ポストによっては次のように集荷の回数自体が少ないこともあるため、差出人は集荷時間を確認しておくことをおすめします。

• 1日2回集荷：9：00～10：00、15：00～16：00
• 1日3回集荷：9：00～10：00、13：00～15：00、18：00～19：00
• 1日4回集荷：9：00～10：00、13：00～15：00、15：00～17：00、18：00～19：00

なお、上記はあくまでも一例です。最寄りのポストを頻繁に利用する場合は、集荷時間より早い時間に投函しましょう。

郵便受けに入らなかった

ゆうパケットの荷物が郵便受けに入らなかった場合、配達員は「不在配達通知書」を郵便受けに投函して郵便局に荷物を持ち帰るため、配達が遅くなります。再配達を依頼する際は、都合の良い受取日に再配達を依頼しましょう。

なお、受取側が不在でも、ゆうパケットは郵便受けに入るのであればそのまま配達されます。基本的には手渡しではないことも覚えておきましょう。

ゆうパケットの一般的な配達日数

ゆうパケットの一般的な配達日数は、おおむね差出日の翌日もしくは翌々日です。しかし、航空機以外の方法で運送するため、お届け先が離島といったの遠方の一部地域の場合は、数日から1週間程度要することもあります。

ゆうパケットが遅くならないようにする対処法

ゆうパケットは様々な理由から目安となる配達日よりも遅く配達される可能性があることがわかりました。ここからは、少しでもゆうパケットの配達が遅くならないようにする対象法を紹介します。

集荷時間に間に合わせる

ゆうパケットを少しでも早く配達して欲しい場合は、ポストの集荷時間帯よりも早い時間にポストに投函するのがおすすめです。

また、郵便局の窓口から出す方がより早く送れる可能性が高まります。集荷業務を行っている大きな郵便局ならより早く集荷されるでしょう。

中身を宛名ラベルに書く

郵便局の窓口で購入するゆうパケットのラベルには内容物を記入する欄がありませんが、「Webゆうパックプリント」を使用して印刷するラベルであれば荷物の中身を宛名ラベルに角ことができます。

品名を書くことによって、早く届く航空便が使えることもあるため、少しでも早く届けたいと考える場合は、Webゆうパックプリントを使用してみる方法もひとつの手です。

ゆうパケットの追跡ステータスは？

ゆうパケットには、「お問い合わせ番号」がついており、日本郵便公式サイトトップページの「郵便・荷物の追跡」にお問い合わせ番号を入力することで荷物の配達状況を知ることができます。

• 引受：発送元を管轄する郵便局で荷物を引き受けた状態
• 到着：配達先を管轄する郵便局に荷物が届いた状態
• お届け先にお届け済み：配達が完了した状態

上記のように追跡ステータスによって表示が変わります。なお、配達の遅延や配達休止などについては、郵便物等のお届け遅延情報等一覧より確認が可能です。

まとめ

ゆうパケットは、おおむね差出日の翌日もしくは翌々日に配達先に届くとされていますが、悪天候や繁忙期、差出すタイミングによっては配達が遅くなってしまうかもしれません。少しでも早く届けたいと考えるのであれば、ポストへの投函ではなく、郵便局の窓口から発送することをおすすめします。

また、ゆうパケットポストは、規定されているサイズより大きいサイズで発送すると、配送不可となり差出人に荷物が戻ってくる可能性があります。より確実かつ迅速に受取人に届くようにするためにも、梱包時は規定サイズをオーバーしないように気を付けましょう。

ダンボールワンでは、ダンボールはもちろん、封筒や様々な梱包資材を扱っています。梱包資材のことでお悩みなら、「ダンボールワン」の公式サイトをご覧ください。また、お電話やチャット、お問い合わせフォームからのご相談も可能です。ぜひご利用ください。