日本郵便の定形外郵便は、安い送料で荷物を送ることができるので、メルカリやヤフオクなどを利用している人にとっては身近な発送方法なのではないでしょうか。
一般的に定形外郵便はポストに入れるか、サイズが大きいものは郵便局の窓口で送る必要がありますが、24時間営業しているコンビニで出すことができれば便利ですよね。
ここでは、定形外郵便をコンビニから発送する方法や注意点を紹介します。
定形外はコンビニから発送できるのか
郵便物には定形郵便と定形外郵便があります。定形郵便はいわゆる手紙のことで、定形外郵便は手紙と同じく切手を貼ってポストに投函できる郵便物のうち、サイズや重さが定形郵便より大きなものをいいます。
そのため、郵便ポストがあるコンビニであれば、定形郵便だけでなく定形外郵便も出すことができます。
ただし、郵便ポストが設置されているコンビニはローソンとミニストップのみなので注意が必要です。
また、あくまで店内のポストに投函できるだけであり、レジカウンターでの重量計測や、荷物がポストに入らない場合の対応などはしていません。
投函したい荷物がコンビニのポストに投函できるサイズか確認した上で、コンビニに行くようにしましょう。
コンビニから定形外を送る方法
コンビニで定形外郵便を送る方法を紹介します。
荷物のサイズや重さ、必要な切手の金額などはコンビニに行く前に確認しておくと、店内で慌てることがないのでおすすめです。
- 家で梱包し、ポストに投函できるサイズか確認する
- 重さをはかり、必要な切手の金額を調べる
- コンビニで切手を購入する
- 荷物に切手を貼る
- コンビニのポストに投函する
定形外の規格
定形外郵便には規格内と規格外があり、それぞれ大きさや重さの規定が異なります。
●規格内:縦34cm×横25cm×高さ3cm、重さ1kg以内
●規格外:縦・横・高さの合計が90cm以内(もっとも長い1辺の長さが60cm以内)、重さ4kg以内
ポストのサイズは?
事前にコンビニのポスト投函口のサイズがわかると、荷物が投函できるかわかるので安心です。
ローソンの店内に設置されているポストは全国の店舗で統一されており、厚さ3.4cm×幅24cmとなっています。
A4サイズは横幅が21cm、B4サイズは横幅が25.7cmなので、A4サイズまでは投函できるが、B4サイズは投函できないと覚えておくとわかりやすいでしょう。
また、投函口の厚さは3.4cmなので、規格内の大きさなら投函できます。
規格外の場合は厚みが投函口のサイズに収まっているか、事前にチェックしておくと安心です。
定形外の送料一覧
定形外郵便はサイズや重さによって送料が異なります。
次の表を参考に切手を準備するようにしましょう。
重量 | 規格内 | 規格外 |
---|---|---|
50g以内 | 120円 | 200円 |
100g以内 | 140円 | 220円 |
150g以内 | 210円 | 300円 |
250g以内 | 250円 | 350円 |
500g以内 | 390円 | 510円 |
1kg以内 | 580円 | 710円 |
2kg以内 | 取り扱いなし | 1,040円 |
4kg以内 | 取り扱いなし | 1,350円 |
また、荷物を急いで送りたい場合は定形外郵便を速達で送ることも可能です。
荷物の郵便番号の上部分に赤い線を引くか、「速達郵便」と赤いペンで書いて速達料金分の切手をプラスして投函すれば、速達として受けてもらえます。
速達の料金は以下のとおりです。
●250gまで…基本料金+260円
●1kgまで…基本料金+350円
●4kgまで…基本料金+600円
コンビニで定形外を発送する際の注意点
コンビニの店内ポストを利用して定形外郵便を送る際は、いくつかの注意点があります。
事前に知っておくことでトラブルも回避できるので、頭に入れておくようにしましょう。
集荷の時間・タイミングによって翌日になる(集荷回数は少ない)
24時間、切手を購入できて投函できるコンビニのポストは便利ですが、集荷の回数が少ないことが難点です。
ローソンは1日2回、ミニストップは1日1回の集荷となっています。
そのため、投函した時間によっては翌日の集荷となってしまい、そのぶん配達日数もかかってしまいます。
急いでいる場合は、利用するコンビニの集荷時間を確認するようにしましょう。
コンビニの集荷時間は「ポストマップ」というサイトで調べることができるので、参考にしてください。
レシート等がないので発送した証明がない
定形外郵便は追跡サービスがついていないので、荷物の紛失事故が起きた時に探すことが困難です。
ただし、郵便局の窓口から発送していれば、その際にレシートが発行されるので、レシートに記載されている日付や郵便局の支店名などをもとに調査してもらうことができます。
レシートがなくても調査を依頼できますが、発送に関する情報が多いとそれだけ荷物を探しやすくなります。もし荷物の紛失が心配な場合は、コンビニのポストではなく郵便局からの発送をおすすめします。
切手購入の支払い方法は限られている
コンビニで切手を購入するときは、レジカウンターで店員に必要な切手の種類と枚数を伝えて購入します。
このとき、電子マネーやクレジットカードなどは使用できない場合があるので、現金をあまり持ち歩かない人は注意が必要です。
たとえばローソンで切手を買う場合、支払方法は現金のみです。
また、ミニストップは現金のほかにWAONで支払うことも可能ですが、ポイントは対象外となります。
希望の切手がない場合もある
コンビニでも切手を取り扱っていますが、郵便局ほど品揃えはよくありません。
また、取り扱いがあっても在庫切れをしている場合もあります。
そのため、希望の種類の切手がなく、送料とぴったりの金額の切手を購入できない場合があります。
送料を上回る切手が貼ってあれば荷物は届きますが、確実に切手を購入したい場合は、事前に切手を用意しておくか、郵便局の窓口を利用すると安心です。
まとめ
ここまで、コンビニで定形外郵便を送る方法と注意点を紹介しました。
コンビニで定形外郵便が送れることを知らない人は意外と多いかもしれません。ポストに入るサイズでなければ送れませんが、サイズが合えばとても便利なので、郵便局が遠い人や、近くにローソンやミニストップがある人はぜひ利用してみてください。
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