最近はアクセサリーや小物、縫物などのハンドメイド作品をネットで販売する人が増えています。手作りした作品は、安全に破損なく送ることはもちろん、開封したときに購入者が喜んでくれるような梱包ができるのが理想的です。本記事では、ハンドメイド商品をおしゃれに梱包するコツを紹介します。
必要な資材や注意点なども併せて紹介しますので、参考にしてください。
ハンドメイドの梱包に必要なもの
安全に破損なく送るための梱包に必要な、基本的な梱包材について紹介します。
- 緩衝材
プチプチやエアークッションなどの緩衝材は必須の梱包材です。
ピアスやネックレスなどの小物を梱包する場合は、気泡が小さなプチプチを使ったほうが包みやすいです。また、エアークッションは送りたい商品や箱の大きさに合わせて選びましょう。
- 粘着テープ
袋や箱、ダンボールなどをとめるためのガムテープやOPPテープも必要です。
外装の箱や袋は水濡れを防ぐためにも、しっかりとした粘着テープでとめるようにします。
- OPP袋(防水できる袋)
商品を水濡れから防ぐためのビニール袋を用意します。
どんな袋でも構いませんが、OPP袋は透明性が高くパリッとした質感で、中に入れる商品をきれいに見せてくれるのでおすすめです。
- 発送用の箱や袋
発送するための外装の箱やダンボール、紙袋なども用意しましょう。商品の大きさに合わせて大きすぎないものを準備しておきます。
ダンボールワンではハンドメイド作品の梱包・発送にぴったりな資材を豊富にご用意しております。
おしゃれに梱包するのに必要なもの
次に、梱包をよりおしゃれに見せるための梱包材です。
- 台紙
ピアスやイヤリング、ネイルチップ、リングなどを固定するには、名刺サイズの厚紙やプラスチックシートを準備します。
切り込みを入れたりパンチで穴を開けたりして、商品を固定させます。アクセサリー専用の資材を使うと、見映えも良くなります。
ネイルチップの場合は台紙に両面テープを貼って、そこにチップを貼っていきます。
ロゴデザインを印刷したり、スタンプを押してカスタマイズすれば、オリジナルブランドとしてアピールできます。 - マスキングテープ
OPP袋をとめるために使います。
自分のハンドメイド作品のイメージに合ったデザインのマスキングテープを使うと、統一感が出るのでおすすめです。マスキングテープは弱粘着のため、外装をとめることには使わないように注意しましょう。 - 箱
簡単に組み立てができるBOXです。
中には紙パッキンや緩衝材と一緒に商品を入れます。
商品が無理なく入るサイズの箱を選びましょう。 - スタンプ
台紙や外装の袋、箱、カードなどにスタンプを押すだけでおしゃれ度がアップできます。オリジナルスタンプをつくるサービスもあるので、自分のブランドロゴでスタンプを作っておけば、自分のブランドのショップカードやタグを作ることも可能です。 - カード
商品と一緒に購入者へ感謝を伝えるサンキューカードを同封すると、かわいいだけでなく購入者からの評価も上がります。
オリジナルのデザインをつくってもいいですが、そこまで手間をかけられないという人は、無料のデザインをダウンロードできるサイトもたくさんあります。
ハンドメイドのおしゃれな梱包方法(アクセサリー)
ハンドメイド品には様々な種類がありますが、ここでは主にハンドメイドアクセサリーの梱包方法について解説します。
- 台紙を使う
ピアスやイヤリング、ネックレスなどを梱包するときは、壊れたり絡まったりすることを防止するためにも、台紙を使うのがおすすめです。
台紙には千枚通しやカッターなどで小さな穴を開け、そこにピアスやイヤリングをセットします。
ネックレスの場合は上部から穴まで切り込みを入れてチェーン部分を通しましょう。
千枚通しやカッターで穴を開けるのが難しい場合や、たくさんの台紙をつくる場合にはベルトの穴を開ける道具を使うと簡単に開けられます。
また、アクセサリー専用の台紙や資材は、100円ショップやパーツショップでも販売されているので、こちらを利用することもおすすめします。
台紙にはオリジナルのデザインを印刷したり、手書きのイラストやスタンプでかわいくアレンジすると、おしゃれに見えるでしょう。 - マスキングテープやシールを使う
OPP袋をとめるためのテープは、シンプルなセロハンテープを使ってもいいですが、マスキングテープやシールを使うとおしゃれに仕上がります。
100円ショップや文房具店には様々な種類のシールやマスキングテープが売られているので、商品のイメージにあった封入資材を選んで使いましょう。パソコンとプリンターを使って、オリジナルシールを作成するのもおすすめです。 - かわいい緩衝材を使う
緩衝材として一般的なプチプチは、どうしても無骨な梱包材というイメージがありますが、最近ではピンクやグリーンなど、華やかな色合いのものや、気泡の部分がハート形になっているものもあります。
箱に緩衝材を詰めるときも、新聞紙や更紙ではなくカラフルな紙パッキンを使うとギフト感を演出できます。 - クラフト紙を使う
クラフト紙はナチュラル感を演出するのに最適な資材です。
クラフト紙の紙袋にアンティークな絵柄のスタンプをひとつ押すだけでも、立派なラッピングになります。
また、マスキングテープやシール、毛糸などもクラフト紙との相性がいい資材です。
ちょっとおしゃれな梱包にしたいときは、クラフト紙を使ってみてはいかがでしょうか。 - 箱を使う
ピアスやイヤリングなど小さな商品は台紙とOPP袋を使うとかわいく梱包できますが、プレゼントの特別感を出したいときには、小さめの箱を使うのもおすすめです。
市販の組み立て式のBOXや、お気に入りのデザインペーパーを使って自分で作ってみてもいいでしょう。 - 封筒を手作りする
箱と同じく、デザインペーパーやきれいな折り紙、海外のおしゃれな雑誌などを使って封筒を手作りできます。
封筒を開いた形にカットして、糊で貼れば簡単にオリジナル封筒の完成です。
ハンドメイドの梱包で注意すること
ハンドメイド商品を梱包するときには、注意しなくてはいけない点があります。
下記の点をよく確認して、破損がないように発送しましょう。
水濡れ対策
配送中に雨が降ると、商品が入った荷物も濡れてしまうことがあります。
しっかりと水濡れ防止策をとっていないと、せっかくおしゃれに梱包しても商品が濡れて台無しになるかもしれません。商品は箱や袋にそのまま入れるのではなく、必ずOPP袋や防水性が高いビニール袋に入れるようにしましょう。
こわれもの対策
ハンドメイド作品は、立体的なものや壊れやすいものが多くあります。
そのため、しっかりと梱包をしないと、配送中の揺れや衝撃で壊れてしまうこともあります。
OPP袋に入れたあとは、必ずプチプチやエアークッション、紙パッキンなどの緩衝材を使って壊れないよう対策をしておきましょう。
梱包にこだわりすぎるとコストがかかる
かわいらしくおしゃれな梱包をしたいと思っても、梱包資材にあまりこだわりすぎると、資材代が高くなって余計なコストがかかってしまいます。
売上代金と梱包代のバランスをしっかり見極めなければなりません。
ハンドメイド作家として続けていくことを考えると、無理のない範囲でおしゃれな梱包をするように気をつけましょう。また、プレゼント用にとこだわりの梱包を希望する購入者がいる場合は、商品代とは別にラッピング代をもらうという方法もあります。
まとめ
ハンドメイド商品を送る際のおしゃれな梱包の方法や、使う資材などについて紹介しました。
せっかく心を込めて作った作品なら、「梱包まで含めて作品」のつもりで、おしゃれに梱包したいですよね。予算と相談しながら、オリジナルのラッピングを見つけてください。