メルカリで使える配送サービスの中でも、日本郵便の「定形外郵便」は軽いものや補償が必要ないものを送るときに利用することが多いようです。ここでは、メルカリで定形外郵便を使って商品を発送する方法や送料、注意点を解説します。

メルカリで送料を安くしたいなら定形外郵便で送る

定形外郵便は、ハガキや手紙といった「定形郵便」では送れない大きなものも郵送できる、日本郵便の配送方法です。追跡サービスや破損に対する補償などは付いていませんが、送料が安いので、メルカリでも多くの人が利用しています。

定形外郵便のサイズ

定形外郵便には「規格内」と「規格外」の2種類があります。
規格内は縦34cm×横25cm×厚さ3cm以内で重量1kg以内、規格外は縦・横・厚さ3辺の合計が90cm（もっとも長い1辺が60cm以内）で4kg以内が対象です。
規格内はA4より少し大きいサイズで、本や文房具、薄手の洋服などを送るのに適しています。
規格外は箱型以外でも送れるので、ポスターやカレンダーなどの筒状のものや、ぬいぐるみやおもちゃなど、凹凸のある商品も送れます。

定形外郵便の送料

送料は規格内、規格外ともに重さによって変わります。

メルカリで定形外郵便で送る（送ってもらう）ときの注意点

定形外郵便は送料が安いのが特徴ですが、利用するときは以下の2点に注意しましょう。

補償がない

郵便扱いとなる定形外郵便には補償制度がありません。配送中に梱包が破れたり、商品が破損したりしたときだけでなく、郵便事故で届かないという場合でも、補償はありません。

追跡ができない

郵便局での引き受け記録や配達記録が付かないので、郵便ポスト投函、あるいは郵便局へ出した後、購入者の元へ届くまでのルートはわかりません。
発送したことを証明できる特定配達（+160円）をオプションで付けることができますが、引き受けのみの記録なので、配送中の記録や受取人が確実に受けとったかの確認はできません。（配達完了の確認はできますがどんなタイミングで配達完了になっているのかははっきりしていません。）

書留にすることで補償と追跡サービスを追加する

定形外郵便に「簡易書留」（+310円）、もしくは「書留」（+430円）を追加すると、追跡番号と補償をつけることができます。簡易書留では5万円まで、書留では10万円まで、それぞれ破損や紛失に対し補償が受けられます。さらに書留の補償は+21円するごとに5万円上乗せされ、最大で500万円まで増額が可能です。しかし、これらを追加で付けると、あらかじめ付いている「らくらくメルカリ便」などの配送サービスより送料が高くなってしまう可能性もあります。どちらが安いのか調べてから利用するといいでしょう。

メルカリで配送方法を定形外郵便にする手順

メルカリで配送方法を定形外郵便にするには、出品時の設定が必要です。出品画面で「配送料の負担」を「送料込み（出品者負担）」にしたあと、「配送の方法」で「普通郵便（定形・定形外）」を選びます。

後から配送方法を定形外郵便に変更するには？

出品した後に、別の配送方法から定形外郵便に変更する場合は、出品した商品の画面から「商品の編集」で変更できます。「商品の編集」をタッチ、出品情報の画面から配送方法を「普通郵便（定形・定形外）」にし、画面下にある「変更する」を選択して変更を確定させます。
商品の説明文の中で、発送方法を定形外郵便に変更したことを伝えておきましょう。

メルカリで定形外郵便が届かないときの対処法

定形外郵便で商品を送ったのに購入者へ届かないときは、出品者から日本郵便へ調査を依頼することができます。日本郵便のホームページから調査を依頼しましょう。その荷物が通ったと思われる経路を調査してくれますが、調査には数週間から1ヵ月程度時間がかかります。
調査時に「調査受付番号」と「パスワード」が発行されるので、調査が終わるまで保管しておく必要があります。
購入者と連絡を取り合い、そのまま調査結果を待つかキャンセルするか、よく話し合ってください。

まとめ

定形外郵便での発送は送料120円からと、安価で送ることができますが、補償や追跡ができないため、高額商品やわれものの発送には向いていません。しかし、補償や追跡がいらない商品を送るときには、格安の送料で済む便利な配送方法といえます。配送方法の選択肢のひとつとして検討してみてください。

ダンボールワンでは定形外郵便での発送にぴったりな封筒やケースを豊富にご用意しております。