郵便局から手紙や荷物を送ったときに、いま荷物はどこにあるのか、あとどれぐらいで到着するのか知りたい場合があります。本記事では、郵便の発送方法のなかで追跡ができるサービスを紹介します。また、追跡サービスを利用しているにもかかわらず、追跡できない場合の原因も併せて解説しますので、参考にしてください。
郵便追跡サービスとは
日本郵便が提供している郵便サービスの中には、荷物がいまどこにあるのか、届け先に配達されているのか、追跡ができるものがあります。追跡できるサービスを利用すると、郵便物を発送してから約100日間、国際郵便物は約12ヶ月間追跡が可能です。その期間を超えると配達状況を確認できなくなります。
追追跡ができる郵送方法
日本郵便が提供している郵送サービスはすべてに追跡サービスが付いているわけではありません。追跡サービスが利用できる郵送方法は以下の通りです。
郵便物
- 一般書留
通常の送料に435円追加して利用できます。
追跡サービスのほか、10万円までの補償が付いています。 - 現金書留
現金を送付するとき専用の書留で、専用封筒に入れて送れます。
通常の送料に435円の追加で利用でき、追跡サービスのほか1万円までの補償があります。 - 簡易書留
通常の送料に320円追加して利用でき、追跡サービスのほか5万円までの補償が付いています。 - 特定記録郵便
通常の送料に160円追加して、郵便物やゆうメールの引受けを記録するサービスです。
追跡の確認のほか、配達完了メールの通知サービスがあります。 - レターパック
専用の封筒に入れて送れるサービスで、サイズによってレターパックライトとレターパックプラスがあります。
どちらも追跡サービスが付いていますが、補償はありません。 - レタックス
祝電や弔電として利用できるサービスで、Webや郵便局の窓口で申し込みできます。 - 配達時間帯指定郵便
郵便物に付けられるオプションで、追跡のほか、配達時間帯を指定できるサービスです。
料金は重さによって異なります。
荷物
- ゆうパック
170サイズ、25kgまでの荷物を送れるサービスで、追跡サービスと30万円までの補償が付いています。 - ゆうパケット
60サイズ、1kg以下の小さな荷物を送れるサービスで、追跡サービスは利用できますが、補償はありません。 - クリックポスト
Yahoo! JAPAN IDまたはAmazonアカウントをもっている人が利用できるサービスで、追跡サービスは利用できますが、補償はありません。
国際郵便
国際郵便物の追跡サービスは、一部の国や地域に限られます。
追跡サービスが利用できる国や地域は以下でご確認ください。
参考:日本郵便局│「国際郵便の郵便追跡サービスに関するお知らせ」へアクセス
- EMS
国際スピード郵便ともいい、世界120以上の国や地域に30kgまでの荷物を送れるサービスです。
追跡サービスと200万円までの補償が付いています。 - 国際小包
30kgまでの一般的な荷物を送れるサービスで、料金や配達日数によって3通りの発送手段が選べます。 - 国際書留・保険付
国際書留も保険付も国際郵便につけられるオプションで、追加料金によって追跡サービスと補償を付けられます。
郵送を追跡する方法
日本郵便で荷物を発送すると控えが渡され、そこに記載されている11桁の「お問い合わせ番号」を使って配達状況を確認できます。
郵便局の公式サイトから「郵便追跡サービス」を選択し、お問い合わせ番号を入力して荷物の配達状況を確認しましょう。
また、EMSの場合は送り状に記載されている13桁のお問い合わせ番号で追跡できます。
EMSの追跡は以下のページにある「国際郵便(EMS等)の配達状況のご確認」からご確認ください。
参考:日本郵便局│「EMS」へアクセス
普通郵便を追跡する方法は?
普通郵便は通常、追跡サービスは利用できません。
しかし、以下のオプションを付けることで、配達状況の確認ができます。
書留
発送から配達までの郵便物の配達状況を記録して、利用者が確認できます。
書留はサービス内容や補償額によって一般書留、現金書留、簡易書留があります。
特定記録
郵便物やゆうメールの配達状況を記録するサービスです。
書留のように補償を付ける必要はないけれど、配達状況を確認したいというときに便利です。
郵便が追跡できない原因
追跡サービス付きの郵送方法で荷物を発送したのに、問い合わせをしても「お問い合わせ番号が見つかりません」と表示される場合はどのようなことが考えられるでしょうか。
ほとんどの場合は少し待てば配達状況が確認できるようになりますが、差出方法の違いによってタイムラグが生じることがあります。
郵便局の窓口以外で差し出した
郵便局の窓口で差し出した場合、荷物の宛名についているバーコードを読み取った時点で追跡情報が付与されます。
しかし、コンビニや郵便ポスト、集荷の場合は、荷物を渡した(投函した)時点では追跡情報は付与されません。
大きな郵便局や物流センターなど拠点に荷物が運ばれたり、ドライバーが郵便局に戻って集荷情報をシステムに入力したりした時点で、初めて追跡情報が付与されます。
そのため、なるべく早く配達状況を確認したい場合は、郵便局の窓口からの発送をおすすめします。
郵便局側のミス
1日以上経っても配達状況を確認できない場合のほとんどは、バーコードをスキャンしなかったなどの人為的ミスが考えられます。
荷物が配達される過程で配達先の郵便局へ到着した時点など、再度バーコードを読み取るときに追跡情報が付与されるので、それまで待ってみましょう。
心配な場合は、お問い合わせ番号を準備した上で、電話で郵便局へ問い合わせることをおすすめします。
まとめ
追跡サービスを利用できる郵送方法と、追跡サービスの使い方、追跡できない場合の原因などについて紹介しました。
きちんと届いているか心配な場合は、追跡サービスが利用できる郵送方法やオプションを選びましょう。迷った場合は郵便窓口で相談すれば適切な発送方法を教えてもらえます。
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