ネット通販を利用する機会が増えると、様々なサイズのダンボールを処分しなくてはならず、まとめるのが大変な場合があります。
本記事では、簡単にダンボールをまとめる方法を紹介します。一般的なビニール紐を使った方法に加えて、テープやバンドなどを用いたまとめ方も紹介するので実践してみてください。
ダンボールの紐の結び方
ダンボールをまとめるときの一般的なやり方は、ビニール紐や麻紐などでくくってまとめる方法です。
もっとも使われている方法が「十字縛り」でしょう。しかし、これ以外にも縛ってまとめる方法がいくつかありますので詳しく見ていきましょう。
十字縛り
十字縛りは基本の縛り方です。ポピュラーな縛り方ですが、途中で上下をひっくり返すときにゆるんでしまうことがあります。ポイントを抑えて縛れば、ゆるむことなく縛れるので、改めて縛り方を覚えておきましょう。
STEP1
横向きに紐を一周させ、ダンボールの中央で紐を交差させます。
STEP2
ひっくり返し、前に持ってきた紐を思い切り締めます。ここで紐を引き上げるように、ギュっと紐を締めましょう。
STEP3
紐の両端を横向きの紐の下にくぐらせます。
STEP4
もう一度紐をしっかり引き締めてから結べば完成です。
キの字縛り
「キの字縛り」は文字通り上下二箇所を締める縛り方で、十字縛りよりもしっかりまとめられます。コツが必要ですが、紐が外れる心配が少なくなります。
大きさが揃っていないダンボールをまとめるときにも最適な方法です。
STEP1
ダンボールの下1/3ほどの位置に後ろから紐を通します。
STEP2
紐を前面で交差させて締め、上下に引っ張ります。
STEP3
上の紐を上部1/3あたりの位置で後ろに通します。
STEP4
上部の紐を前で交差させて締めます。
STEP5
ダンボールを裏返して上の紐を横の紐の下にくぐらせて締めます。
STEP6
下の紐も5と同様にして締めます。
STEP7
最後に上の紐と下の紐をしっかり締めて結べば完成です。
4の字縛り
「4の字縛り」の仕上がりは十字縛りと同じですが、十字縛りと違って、途中でダンボールをひっくり返す必要がありません。雑誌や新聞の束をまとめるときにも便利なので、覚えておくと良いでしょう。
STEP7
紐を4の字にします。
STEP2
4の字の紐が重なる部分にまとめたダンボールを乗せます。
STEP3
左上の紐を持ち上げその輪の中に右端にある紐を通します。
STEP4
輪を通した紐と下に余っていた紐を中央で結べば完成です。
紐の長さはまとめるダンボールの大きさや重ねたときの厚さに合わせてください。紐はロールから切り離さず、ダンボールに合わせて少しずつ紐を繰り出して調整しながら使いましょう。
ダンボールを紐以外でまとめる方法
ダンボールは雑誌や新聞ほど重量がなく、厚みもないので、紐以外でもまとめられます。小型~中型のダンボールは次のアイテムでまとめてみましょう。
粘着テープ
布テープやクラフトテープ、OPPテープなどの粘着テープでダンボールを簡単にまとめることができます。
横は1周ぐるりと巻きますが、上下は部分的に止めるだけでもまとめることが可能です。
クラフトテープ 幅50mm×50m巻(ラミネート)
布テープ(茶) 幅50mm×25m巻
OPPテープ 幅48mm×100m巻(軽・中梱包用/0.042mm厚)
家電などのコードをまとめるのに使われる結束バンドですが、ダンボールのまとめに使うとそれなりの長さが必要になります。しかし、一般に売られているのはサイズの短いナイロン製が多く、ダンボールをまとめるには向いていません。
そこで使いたいのがPPバンドです。PPバンドはダンボールの梱包に使われることが多く、一般的には工場で機械締めされています。しかし手締めキットも市販されており、気軽に使うことが可能です。結束バンド同様にきつく締められます。
ハンディラップは荷物をラップで固定するアイテムです。
ハンディラップは手で巻きやすいよう、ロールをセットできるハンドルが付いています。これでダンボールを巻いて固定します。
まとめ
ダンボールをまとめるときは、紐を使って縛る方法が一般的です。しかし、粘着テープやラップ、PPバンドなど梱包用の資材を使うと簡単にまとめることができます。
この方法はダンボールだけでなく様々な用途で使えるので、ぜひ覚えておきましょう。
麻紐も使われていますが、あまり汎用性は高くありません。