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郵便が届かないときの調査はしてもらえる?未着の原因も併せて解説
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郵便が届かないときの調査はしてもらえる?未着の原因も併せて解説

荷物を郵便局から発送したものの、数日たっても送り先に届かない。そんなときはどのように対応すべきなのでしょうか。

今回は、郵便物が届かない際にすべきことやその原因、対策などを解説します。

郵便物が届かない場合の調査とは

郵便局の窓口で荷物を発送した場合、定形外郵便のように指定日配達ができないものであっても、「〇曜日頃にお届けの予定です」といったようにあらかじめ目安の日数を教えてもらえることが多いでしょう。しかし、その目安の日数を過ぎた場合は、郵便物が何らかの原因で届いていないことが考えられます。

郵便局には調査制度があります。郵便物が届いていない、あるいは届いていない疑いがある場合は、まずは以下の流れで郵便局に問い合わせをしましょう。

調査の流れ

郵便物が届かない場合は、「郵便物等の調査」が行えます。最寄りの郵便局の窓口に電話や直接問い合わせることはもちろん、インターネットからパソコンで調査依頼の申し出が可能です。

調査依頼をすると、日本郵便が対象となる郵便物が通過したと想定される経路に沿って調査を行ったのち、その結果を依頼者に報告する流れになります。

また、この調査は、郵便物が配達されていない場合だけではなく次のような場合にも利用できます。

  • 郵便物の中身がなくなっていた
  • 郵便物が遅れて配達された
  • 郵便物が配達時にすでに開封されていた

なお、インターネットから土曜や日曜、祝日に調査依頼を申し出た場合は調査に日数がかかることがあります。急ぎの場合は直接最寄りの郵便局に問い合わせることをおすすめします。

調査依頼

インターネットから調査依頼をする場合は、日本郵便「調査に関する内容入力」のページより、次のような詳細な情報を入力します。

  • 依頼者が郵便物を「差し出した」側か「受け取った」側か
  • 郵便物の状況(配達されていない・遅れて配達されたなど)
  • 個人・法人のどちらで郵便物を差し出したか
  • 郵便物の差出欄に記載した内容(郵便番号・住所・名前など)
  • 受取人の情報(郵便番号・住所・名前・連絡先など)
  • 差出人の情報(郵便番号・住所・名前・連絡先など)
  • 郵便商品・サービスの情報(手紙・はがき・ゆうぱっくなど)
  • 郵便商品・サービスの詳細情報(定形外・郵便書簡・封筒の形状など)
  • オプションサービスの情報(配達日・一般書留・保冷冷蔵型など)
  • お問い合わせ番号
  • 郵便物の外見の情報
  • 内容品
  • 郵便物の料金
  • 料金の支払い方法
  • 差出場所の種類(郵便局・ポストなど)

電話の場合も以下のような調査に必要な情報を伝える必要があります。電話や窓口で調査依頼をした場合は後日電話で調査結果の連絡があるでしょう。また、インターネットでも、日本郵便「郵便物等調査状況のご照会」から調査状況の確認が可能です。

郵便物が届かない原因

郵便物が届かない原因は、郵便局が原因とは限りません。差出人側の問題、受取人側の問題なども考えられます。

郵便物が届かないという事態を招かないためにも、郵便物が届かない原因について考えらえるものを見てみましょう。

差出人が原因の場合

まずは差出人に原因がある場合についてです。フリマアプリや仕事などで郵便物を送ることが多い人は次の点に注意しましょう。

差し戻し中

切手を貼ってポストに投函したものの、料金不足や規定サイズをオーバーしていた場合には、差出人へ郵便物が返送されます。そのため、送り先に届かず、差出人への返送のために時間がかかっている可能性があります。郵便物をポストに投函する場合は、投函前に必ず郵便物の重さや規定サイズを確認しましょう。

宛先間違い

送り先の住所が間違っていた場合、誤った住所に届いてしまいます。誤って受け取ってしまった人が対応をしてくれなかった場合は、配達が完了されたものとして処理されてしまう可能性があります。誤配を防ぐためには、住所や名前をしっかり確認し、また、郵便局員が読めるはっきりとした字で宛先を書くことが大切です。

受取人が原因の場合

「郵便物が届かない」と言われると、差出人は自分に落ち度があるのではないかと不安になりますが、受取人に原因がある場合もあります。受取人の原因には次のようなケースが多く見られます。

引越ししている

受取人が引越しをしており、なおかつ転居届を出していない場合は、受取人が不在でも宛先にかかれた住所に郵便物が届けられてしまいます。宛先間違いの場合と同様、受け取った人が対応をしなければ郵便物は転居前の住所に届けられた状態になってしまいます。

転居届は、郵便局の窓口や専用ハガキによるポスト投函、インターネットから手続きが可能です。届出日から1年間であれば無料で旧住所宛ての郵便物を新しい住所に転送してもらえます。なお、転送期間を過ぎると差出人に郵便物が返送されます。

不在通知を見逃していた

厚みのある定形外郵便やレターパックなど、郵便受けに郵便物が入らなかった場合は、普通郵便であっても不在通知が郵便受けに入れられます。そして、本来郵便物を受け取る側の人が不在通知に気づかなかったかったり、ほかの家族が受け取ったまま放置されていたりする可能性もあるのです。

郵便物の受取人が不在の場合は配達郵便局で保管されます。保管期限は一般的な郵便物であれば7日間です。(本人限定受取郵便やチルドゆうパックなどは異なります。)保管期限を過ぎても受取人が受け取らなかった場合は、差出人に返送されます。

なお、旅行や帰省などであらかじめ長期間不在となることがわかっている場合は、不在届を出すことで最長30日間保管され、届け出期間終了後に配達されます。

郵便局が原因の場合

まれに郵便局が原因で郵便物が届かないケースもあるでしょう。郵便局が原因のケースでは、大きく次の2つがあります。

紛失

まずひとつは、決して故意ではなくとも、何らかの事情で郵便物が配達途中に紛失する可能性です。また、過去には郵便局員が配達すべき郵便物を配達せず、隠匿していた事例もあります。

  • 郵便物(手紙)で書留または代金引換ではないもの
  • 郵便物(はがき)で書留ではないもの
  • レターパック
  • ゆうメールで書留または代金引換ではないもの
  • ゆうパケット

これらのサービスに関しては、万が一紛失のような事故があっても損害賠償の対象にはなりません。紛失のリスクを避けたい場合は、書留や追跡のできる配送方法を利用することをおすすめします。

誤配

誤配も決して故意ではないものの、郵便物は人の手で届けられるため、似ている住所や、近隣の郵便受けに誤って届けられてしまうことも考えられます。

間違って受け取った人が「誤配」として再度郵便物に投函してくれたり、最寄りの郵便局に誤配の旨を伝えて持って行ったりしてくれることもありますが、残念ながら放置されることもあります。紛失と同様、誤配の場合もリスクを避けたい場合は書留や追跡のできる配送方法を利用しましょう。

その他の原因の場合

郵便物が届かない原因には、受取人、差出人、郵便局のいずれが原因でない場合もあります。郵便物が届かない場合、ここまで紹介した3つの原因を考えることも必要ですが、次のようなケースがあることも覚えておきましょう。

天候

台風や大雪など、天候不良によって郵便物が本来の予定到着日より遅く届くこともあります。また、天候だけではなく交通事故や交通機関のダイヤ改正による配達の遅延もあります。
郵便物の配達に関する運行状況については日本郵便「運行情報」から確認することも可能です。郵便物が届かない場合はこのような運行情報を確認してみるのもひとつの手段です。

同居人が受け取っていた

実際には郵便物が届け先に届けられているのに、同居人が受け取ったまま、受け取ったことを忘れているケースもあります。郵便物が小さい場合や、郵便物の形状が同居人宛てのものと似ている場合など様々なケースが考えられます。

送り主側が「確かに発送した」と言っている場合は、本当に自宅に届けられていないか確認することも大切です。

郵便物を紛失しない対策

郵便物を紛失してしまうと、調査に手間がかかるだけではなく、精神的な負担にもなりかねません。ここからは郵便物を紛失しない対策を紹介します。いずれも比較的簡単な方法のため、紛失のリスクを避けたい方はぜひお試しください。

追跡をつける

郵便物に追跡をつければ、受取人側に届いたことが確実に確認できます。日本郵便の場合は、次の方法で郵便追跡サービスが利用できます。

郵便物 荷物 国際郵便物

・一般書留
・現金書留
・簡易書留
・特定記録郵便
・レターパック
・レタックス
・配達時間指定郵便
・新特急郵便

・ゆうパック
・ゆうパケット
・クリックポスト

・EMS
・国際小包
・国際書留・保険付

なお、これらの郵便追跡サービスは日本郵便「郵便追跡サービス」から確認が可能です。

郵便局の窓口から出す

郵便物をポストから投函する場合、規定サイズを超えていたり切手代が足りないといったことが起こりかねません。また、郵便番号や番地などの数字が判読しにくい文字で書かれていても発送自体はできてしまいます。

郵便局の窓口から郵便物を発送する場合は、重量や規定サイズ、切手代が適切であるかの判断がされるため、差出人が原因で郵便物が届かないといったリスクが避けられます。また、判読しにくい文字が書かれているかや、郵便物にきちんと封がされているかといった確認もしてもらえるため安心です。

さらに、郵便窓口で送料を支払った場合は、レシートが発行されるため、どこの郵便局から何時に発送したかという証明にもなり、万が一、郵便物が届かない場合にも発送の証拠になります。

まとめ

郵便物が届かない原因には、差出人や受取人、郵便局など様々なものがあります。ただし、差出人が規定のサイズ内かつ正しい料金で発送を行っていれば、郵便物が届かないことはそう多く起こることではありません。また、今回紹介した2つの対策をとることで郵便物が届かないというリスクは大幅に軽減できるでしょう。

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