ヤマト運輸の営業所には、ヤマト運輸専用のネコピットという店頭端末があります。しかし、使い方や何ができるかわからない人も多いでしょう。ここではネコピットでできることや使い方、ネコピットのメリットとデメリットを説明します。
ネコピットとは
ネコピットとは、ヤマト運輸の営業所に設置してあるヤマト運輸専用の店頭端末です。おもに、送り状の発行と会員情報の変更やアドレス帳の編集が行えます。
1-1.ネコピットでできること
ネコピットでは以下のことが可能で、設置している営業所はヤマト運輸の「営業所検索」から探せます。
- クロネコメンバーズの新規会員登録
- クロネコメンバーズの会員情報の修正
- 電子マネーカードの発行申込み
- 送り状の発行
- 過去にネコピットで発行した送り状の履歴確認※1
- 届け先や依頼主のアドレス帳の登録、修正、削除※1
※1:クロネコメンバーズ会員のみ
ネコピットの使い方
ネコピットで送り状を発行する方法と、会員情報の変更のやり方を解説します。
ネコピットで送り状を発行する
ネコピットから送り状を発行する方法は、直接入力をする方法と2次元バーコードから発行する方法があります。
直接入力をして発行
- 「はじめから作成する」を選択
- 「クロネコIDを入力」を選択
- クロネコメンバーズのログイン用パスワードを入力
- 過去の履歴から作成するか、新しく作成するかを選択
- 利用サービスを選択し、必要事項を入力
- 届け先と希望日時を入力し、「印刷する」を選択
- 送り状が印刷される
2次元バーコードから発行
- 公式アプリの「らくらく送り状発行サービス」内の「新規予約作成」を選択
- クロネコメンバーズのIDとパスワードを入力
- 発払、着払、往復(発払)と必要事項を入力
- 発行予約を完了し、「送り状予約番号」を発行
- ネコピットで「2次元コードから作成する」を選択
- アプリ内の「送り状発行・履歴参照」から「二次元コードを表示」を選択
- 2次元コードをネコピットのカメラで読み込む
- 希望日時を入力し、「印刷する」を選択
- 送り状が印刷される
ネコピットで会員情報を変更する
ネコピットはクロネコメンバーズ会員情報の変更も可能ですが、ヤマト運輸のWEB会員(パスワードが4桁)の変更には非対応です。
ネコピットから会員情報を変更する手順は以下の通りです。
- 営業所の受付に会員情報の変更希望を伝える
- 受付担当者が会員情報変更画面にネコピットを切り替える
- カードリーダーにクロネコメンバーズカードをかざす(もしくはIDを直接入力)
- パスワードを入力する
- 「会員情報の編集」を選択
- 修正したい項目の「修正する」を選択
- 完了したら「登録する」を押す
ネコピットのメリット
ネコピットを使用するメリットは、送り状の発行が簡易化されることとデジタル割が使えることです。
送り状を簡単に発行できる
事前にWEBから送り先と発送人情報のアドレス帳を作成すると、ネコピットから簡単に送り状を発行できます。
アドレス帳に登録された送り先と発送人情報は自動保存され、次回以降は登録データから呼び出せます。また、送り先だけでなく発送人情報も複数名での登録ができ、手書きする手間を省くことが可能です。
デジタル割が使える
ネコピットで送り状を発行すると、デジタル割として送料が1点につき60円安くなります。
なお、そのまま営業所から荷物を発送し、ヤマト運輸の専用電子マネーから支払えば持込割とクロネコメンバー割も同時に適用されお得です。
クロネコメンバー割 | 電子マネー決済で10%OFF (クロネコメンバー割BIGの場合は15%OFF) |
---|---|
デジタル割 | ネコピットから送り状を作成すると60円OFF |
持込割 | 営業所持込で100円OFF |
ネコピットのデメリット
メリットがある一方で、ネコピットにはデメリットもあります。
ヤマト運輸の営業所にしか設置されていない
まず、ネコピットを利用するためにはヤマト運輸の営業所へ行かなければなりません。近くに営業所がない場合は、わざわざ遠くまで赴く必要があります。
また、宅急便の発送はコンビニでも受け付けていますが、コンビニにネコピットは設置されていないため、デジタル割をつけたい場合は必ず営業所へ行く手間がかかります。
文字数制限があり17文字しか入力できない
手書き伝票ならば品名項目に長文を記載できますが、ネコピット利用の場合は文字数制限があります。全角17文字以内におさめる必要があるため、記入したい品名が多い場合は手書きしなければなりません。
まとめ
ネコピットとは、ヤマト運輸の営業所に設置してある店頭端末です。ネコピットからはクロネコメンバーズの新規会員登録と修正、電子マネーカードの発行申し込み、送り状の発行と履歴確認、アドレス帳の登録と修正と削除ができます。
送り状が簡単に発行できるメリットがある反面、営業所へ行く手間や品名欄が17文字までのデメリットもあります。
ネコピットのメリットとデメリットを比較し、手書き伝票の手間を省きたい方はネコピットの利用がおすすめです。