数あるスイーツの中でも定番のチーズケーキ。甘いものが苦手な人でも比較的食べやすく、最近では様々な種類のチーズケーキが登場しています。
本記事では、その中でも定番化している代表的なチーズケーキの5種類を解説するとともに、それぞれのチーズケーキのレシピやチーズケーキにおすすめのラッピングなどを紹介します。
チーズケーキは比較的手軽に作れて、手土産にも便利です。レシピを参考にぜひチーズケーキ作りやラッピングに挑戦してみてはいかがでしょうか。
チーズケーキの種類
一口に「チーズケーキ」といっても、基本的な素材のみで作られるものもあれば、チョコレートやフルーツを混ぜ込んだものなどその種類は様々です。
そんなチーズケーキは、大きく分類すると「加熱するタイプ」と「加熱しないタイプ」の2種類に分けることができ、さらに代表的なものとしては現在おもに5種類が挙げられます。
以下では、代表的な5種類のチーズケーキを紹介します。
スフレチーズケーキ
スフレチーズケーキは日本発祥のチーズケーキといわれており、海外では「Japanese Cotton Cheese cake」「Japanese Cheese cake 」などと呼ばれることもあります。
「スフレ」とはフランス語で「吹く」という意味があり、泡のようにフワフワとした見た目と口の中でシュワシュワと溶けるような食感が魅力です。
生地に卵白を泡立てたメレンゲを混ぜ込んだものを、湯せんで蒸し焼きにするという作り方で、適度な塩気とお腹に響きにくい軽い口当たりで大人から子どもまで幅広い人気があります。
ベイクドチーズケーキ
ベイクドチーズケーキは数あるチーズケーキの中でも、もっともオーソドックスなチーズケーキで、チーズケーキといえばまずこのベイクドチーズケーキを想像する人も多いのではないでしょうか。
ベイクドチーズケーキの「ベイクド」は英語で「焼く」を意味し、チーズや卵、小麦粉や砂糖といった材料を混ぜ、生地を焼いて作ります。
焼きたてでも冷やしてもおいしく、濃厚で食べ応えのあるしっかりとした食感が特徴です。
レアチーズケーキ
レアチーズケーキは、チーズケーキの中でも焼かずに冷やし固めるタイプの代表格といえます。
クリームチーズをベースにゼラチンや寒天で固めるものが多いですが、ゼラチンや寒天を使わず、ヨーグルトが使われるものもあります。
冷やし固めて作るため、初心者でも失敗しにくく作りやすいチーズケーキといえるでしょう。
なめらかな舌触りや酸味のあるさっぱりとした口当たりが魅力です。
ニューヨークチーズケーキ
ニューヨークチーズケーキは、ニューヨークに移住したユダヤ系移民が食べていたものが由来といわれているチーズケーキです。
ベイクドチーズケーキと見た目が似ていますが、オーブンの天板にお湯を張ってじっくりと「湯せん焼き」をする点が大きな違いといえます。
蒸し焼きに近いため、ベイクドチーズケーキよりもしっとりとクリーミーで、口どけのよさが大きな特徴です。
バスクチーズケーキ
バスクチーズケーキは、フランスとスペインにまたがあるバスク地方が発祥とされているチーズケーキです。
材料はベイクドチーズケーキに似ていますが、高温短時間で焼き上げることで外にはしっかりと焦げ目がつきつつ、中はとろっとしたレアな食感であることが大きな特徴です。
アクセントとしてあらびきの黒コショウをかけて食べたり、お酒のおつまみとして食べたりすることもあります。
スフレチーズケーキのレシピ
ベーシックなスフレチーズケーキはオーブンを使って焼き上げます。
材料
材料は以下のとおりです。
- クリームチーズ:200g
- 卵:3個
- 薄力粉:大さじ3
- 砂糖:大さじ5
- 牛乳:大さじ3
- レモン汁:大さじ1
上記の分量は、15cmの丸型を使った場合の分量です。
作り方
手順は次のとおりです。オーブンを予熱しながら手際よく進めていきましょう。
- オーブンを190℃に予熱し、クリームチーズは常温に戻しておきます。卵は卵白と卵黄に分けて、卵白は冷蔵庫で冷やしておきます。丸型にはクッキングシートを敷き、さらにアルミホイルで丸型の底をしっかりと包みます。
- 常温に戻しておいたクリームチーズを泡だて器でなめらかになるまで混ぜ、砂糖(大さじ2)を加え、しっかり混ぜます。続いて、卵黄と牛乳、レモン汁の順に加えてしっかりと混ぜましょう。ふるいながら薄力粉を加え、手早く混ぜ合わせたら卵黄生地の完成です。
- 卵黄生地とは別のボウルに卵白を入れ、ハンドミキサーでしっかり泡立てます。砂糖(大さじ1)を3回に分けて加え、柔らかなツノが立ったらメレンゲの完成です。
- 2の卵黄生地にメレンゲを1/4加え、泡だて器でしっかりと混ぜます。残りのメレンゲは2回に分けて、ゴムベラで底から持ち上げるようにざっくり混ぜます。最後に泡立て器どぐるりと3回混ぜて気泡を整えたら、型に長し入れます。型に流し入れて少し持ち上げて落とし、空気を抜きましょう。
- ふきんを濡らし、型よりも一回り大きな耐熱バットに置き、その上に型を載せます。そこに約50℃のお湯(分量外)を注ぎます。バットの高さの1/3程度が目安です。
- 190℃に温めておいたオーブンで10~15分程度焼きます。表面に焼き色がついたら一度オーブンの扉を開けて、110℃程度まで温度を下げ、竹串を刺してもどろっとした生地がつかなくなるまで、さらに50~60分程度焼きます。粗熱がとれたら優しく型から外して完成です。
ベイクドチーズケーキのレシピ
ベーシックなベイクドチーズケーキのレシピは以下のとおりです。こちらもオーブンを使って焼き上げます。
材料
材料は以下のとおりです。
- クリームチーズ:250g
- グラハムクラッカー:90g
- グラニュー糖:40g
- バター:40g
- 卵:2個
- 生クリーム:200ml
- レモン汁:30ml
- 薄力粉:大さじ2
- コーンスターチ:大さじ1
- バニラオイル:数滴
上記の分量は、18cmの丸型を使った場合の分量です。
作り方
手順は次のとおりです。こちらもオーブンを予熱しながら手際よく進めていきましょう。
- オーブンを170℃に予熱し、その間にグラハムクラッカーをビニール袋に入れ、綿棒で叩いて細かく砕きます。クリームチーズは室温に置いて柔らかくし、薄力粉とコーンスターチは合わせた状態でふるっておきます。型にはクッキングシートを敷いておきましょう。
- ボウルに1で砕いたグラハムクラッカーを入れ、電子レンジで溶かしたバターを混ぜます。完全に混ざったら型に敷き詰め、冷蔵庫で冷やし固めておきましょう。
- ボウルにグラニュー糖、卵、レモン汁、1で準備しておいた薄力粉とコーンスターチを順番に加えたら、なめらかな生地になるまでハンドミキサーで混ぜ合わせます。
- 3生クリームとクリームチーズを加え、ハンドミキサーで混ぜ合わせたら、バニラオイルを加えます。バニラオイルは2~3滴が目安です。
- 用意しておいた型に4の生地を流し入れたら、170℃に温めておいたオーブンで40~50分程度焼きます。焼きあがったらそのままオーブンで粗熱がとれるまで冷ましましょう。粗熱がとれたら型のままラップで包み、冷蔵庫で冷やし固めて完成です。
レアチーズケーキのレシピ
ベーシックなレアチーズケーキは、冷蔵庫で冷やし固める時間を含め、2時間半程度で作れます。
材料
材料は以下のとおりです。
- クリームチーズ:250g
- プレーンヨーグルト:250g
- グラハムクラッカー:90g
- 砂糖:90g
- バター(無塩):45g
- 粉ゼラチン:7g
- 生クリーム:200ml
- 水:40ml
- レモン汁:15ml
- バニラオイル:数滴
上記の分量は、21cmの丸型を使った場合の分量です。
作り方
手順は次のとおりです。冷蔵庫で冷やし固めるため、あらかじめケーキが入るスペースを作っておきましょう。
- 水に粉ゼラチンを入れて軽く混ぜ合わせ、5分程置いておきます。その後、湯煎にかけて完全に溶かしましょう。
- グラハムクラッカーをビニール袋に入れ、綿棒で叩いて細かく砕きます。ボウルに砕いたグラハムクラッカーを入れ、電子レンジで溶かしたバターを混ぜます。まとまりが悪い場合は溶かしバターを追加しても構いません。完全に混ざったらっくキングシートを敷いた型に敷き詰め、冷蔵庫で冷やし固めます。
- クリームチーズをラップで包み、電子レンジで柔らかくします。目安としては2分程ですが、電子レンジの機種によって時間は異なるため様子を見ながら少しずつ加熱しましょう。
- ボウルに3のクリームチーズを入れて、ゴムベラでなめらかになるように練ります。そこに、砂糖、レモン汁、バニラオイルを加えます。バニラオイルは2~3滴程度が目安です。
- 4に、ヨーグルトと生クリームを加え、泡立て器で混ぜ合わせます。
- 5に、1で溶かしたゼラチンを加え、2で冷やし固めておいた型に流し込みます。冷蔵庫で2時間程冷やし固めて完成です。
ニューヨークチーズケーキのレシピ
ベーシックなニューヨークチーズケーキは、手軽でありながら濃厚で本格的な味わいが楽しめます。
材料
材料は以下のとおりです。
- クリームチーズ:280g
- グラニュー糖(微粒子):130g
- グラハムクラッカー:80g
- サワークリーム:40g
- バター(無塩):40g
- コーンスターチ:40g
- 卵:3個(140g程度)
- 生クリーム:200ml
- 岩塩(細目):ひとつまみ
- レモン汁:大さじ1
上記の分量は、15cmの丸型を使った場合の分量です。
作り方
手順は次のとおりです。フードプロセッサーを使うことで簡単に作ることができます。
- フードプロセッサーにグラハムクラッカーを入れ、粉状にします。さらに、電子レンジで溶かしたバターと岩塩をひとつまみ入れ、再度フードプロセッサーにかけます。
- クッキングシートを敷いた型に1を入れ、まんべんなく広げて押し固めます。ココットの底のような平たいものを使うと押し固めやすいでしょう。これを冷蔵庫で30分程度かけて冷やし固めます。
- 常温に戻したクリームチーズとサワークリーム、グラニュー糖をフードプロセッサーにかけます。グラニュー糖の粒感がなくなり、なめらかになるまで混ぜましょう。
- 3に、卵、生クリーム、コーンスターチ、レモン汁を加え、フードプロセッサーにかけます。フードプロセッサーに入りきらない場合は、ボウルに移し、ハンドミキサーで混ぜても構いません。
- 2で冷やし固めた型の底にアルミホイルを2重にして巻きつけ、型よりも一回り大きな耐熱バットにふきんを濡らし、その上に型を載せます。そこに約50℃のお湯(分量外)を注ぎます。バットの高さの1/3程度が目安です。
- 5の型に4を流し入れます。
- 170℃に温めておいたオーブンに6を入れ、45分程度焼きます。焼きあがったらそのままオーブンで粗熱がとれるまで冷まし、粗熱がとれたら型のままラップで包み、冷蔵庫で冷やせば完成です。
バスクチーズケーキのレシピ
ベーシックなバスクチーズケーキは、シンプルな材料と手順で初心者でも失敗なく作れるでしょう。
材料
材料は以下のとおりです。
クリームチーズ:200g
グラニュー糖:60g
卵:2個
生クリーム:200ml
薄力粉:大さじ1
上記の分量は、15cmの丸型を使った場合の分量です。
作り方
手順は次のとおりです。オーブンで一気に焼き上げるためしっかり予熱をしておきましょう。
- ボウルに常温に戻したクリームチーズとグラニュー糖を入れて、なめらかになるまでゴムベラで混ぜ合わせます。
- 卵を溶きほぐし、3~4回に分けながら1に加えます。卵を加える度によく混ぜ合わせましょう。
- 2に薄力粉をふるい入れて混ぜ、さらに生クリームを加えてしっかりと混ぜ合わせます。
- クッキングシート(30cm四方)を水で濡らし、くしゃくしゃにしてから広げて型に敷きます。
- 4に3を流し入れ、230℃に温めておいたオーブンに入れ、25分程焼きます。焼きあがったらそのままオーブンで粗熱がとれるまで冷まします。粗熱がとれたら型のままラップで包み、冷蔵庫で冷やせば完成です。
チーズケーキのおすすめラッピング
比較的少ない材料で手軽に作れ、甘すぎないことから食べやすいチーズケーキは手土産としても喜ばれます。
ここからは、チーズケーキをラッピングする際におすすめの資材を紹介します。
ネオクラフト キャリーBOX L
クラフト製の手提げ箱で、サイズは150×210×105mm。取手の高さは50mmです。
簡単に組み立てられ、使用後は小さくたたんで破棄できます。
無地のためお気に入りのステッカーや飾りを貼り付けたり、手書きのメッセージを書いてから組み立てたりするのもおすすめです。
送料は無料。15時までのご注文で翌日出荷が可能です。
エコパームBOX キャリーM
環境に優しいエコパーム製の手提げ箱で、サイズは横180×縦120×高さ90mmです。
白地のためシールやリボンの色が映えやすく、さらにチーズケーキの色を引き立て、より美味しそうな印象を与えてくれるでしょう。
20個単位からの発注が可能で、送料は無料です。
デコ用トレー 5号
ケーキ箱用のトレーで、サイズはサイズは横186×縦186×高さ9mmです。
高級感のあるデザインが施されたゴールドのトレーがチーズケーキに華やかさをプラスします。
トレーのサイズは5号のほかに、4号、6号、7号もあります。
こちらも送料は無料で、15時までのご注文で翌日出荷が可能です。
ケーキ台紙(金)
ホールケーキに対応したケーキ台紙です。サイズは4号、4.5号、5号、6号、7号の5種類があり、5号の場合、サイズは183×188×20(150φ)mmです。
台紙には取っ手がついているため、箱からケーキの形を崩すことなくケーキを取り出すことができます。ゴールドの台紙がチーズケーキをより一層美味しそうに見せてくれるでしょう。こちらの商品はサンプルのお試しも可能です。
ケーキバスケット用シート(白・160×160mm)
ケーキの下に敷く耐水・耐油シートで、サイズは160×160mm。
両面使用でき、チーズケーキからでる水分や油分が外側のパッケージに染み出ることを防ぎます。また、シートがあることで清潔感が増し、白色がチーズケーキの美味しそうな黄色を引き立てます。
送料は無料。サンプルのお試しも可能です。
まとめ
チーズケーキには様々な種類がありますが、今回紹介した代表的な5種類のチーズケーキはいずれも比較的少ない材料で簡単に手作りできます。
あっさりと食べられる軽い食感のものから、濃厚な味わいのあるものまで、贈りたい人の好みに合わせてプレゼントや手土産として手作りしてみてはいかがでしょうか。
また、手作りのチーズケーキをより一層美味しく見せるなら、ラッピングにもこだわりたいところです。ダンボールワンではダンボールだけではなく、ケーキボックスや製菓資材など、ケーキをはじめとするお菓子のラッピングに適した資材を豊富に取り揃えています。
ケーキ用のラッピング用品をお探しなら、ぜひ一度「ダンボールワン」の公式サイトをご覧ください。