どのように使えばいいのか、どんなときに役に立つのか、テープに関する情報が盛りだくさん!
倉庫やオフィスで使える保守・メンテナンス用テープを詳しく紹介します!
保守メンテナンス用テープとは
テープと言えば、ダンボールや封筒に封をする際に使う印象が大きいですが、実は倉庫や事務所の保守・メンテナンス作業にも使われています。
仮止め用や補修用のテープ、安全対策に役立つテープなど、いろんなところでテープは活躍しているんです。
保守メンテナンス用テープ9種類
保守メンテナンス用テープを、ダンボールワンでは9種類取り扱っています。
名前だけではピンとこないテープも、使用例を見たら分かるものが多いはず。
テープの種類ごとに使い方を解説します!
養生テープ
- 緑色のテープで有名な【養生テープ】
引っ越しの運搬時や塗装作業時に、周囲に傷や汚れが付かないように防ぐ養生シートを、一時的に固定する際に使います。
手で簡単に真っすぐ切れて、巻き戻しが軽いので、現場での作業効率が上がります。 - 剥がすことを前提に作られた、仮止め用のテープ
粘着力はあえて弱めに設計されており、粘着剤が残らずきれいに剥がせます。
剥がし忘れ防止のため、目につきやすい色が多く作られています。 - 長期間貼り付けてしまった場合
本来の使い方ではないため、粘着剤が残る恐れがあります。
マスキングテープ
- 塗装用に使うのが、【マスキングテープ】の本来の使い方
金属表面処理のマスキングとして、主に塗装用で使われます。
塗装箇所ではない部分に貼り、塗料がはみ出して汚さないよう保護することができます。
自動車や航空機などの高級塗装仕上げに活躍したり、建築のシーリング工事や床材を保護したりする際にも使用されます。 - 仮止めを目的としたテープ
例えば家具や電化製品を発送する際、ボルトやねじなどの備品をテープで貼り付けておくことで、どこに使用すればいいかを受け取った方に分かりやすく伝えることができます。
クレープ紙製は伸縮性と柔軟性に優れており、特にカーブ面にも適しているので、どんな場所にも使いやすいです。
養生テープと同様に剥がすことを前提に設計しているため、粘着力は弱めにしてあり、粘着剤が残らずきれいに剥がせます。 - デコレーションに使うおしゃれな【マスキングテープ】との違い
一般家庭で使われる、和紙製や紙製のカラフルなマスキングテープとは用途が異なり、【マスキング】の本来の意味である「覆い隠す」「包み込む」といった目的で使われます。
補修テープ(ダクトテープ・ダックテープ)
- 強力な粘着力があり、いろいろな箇所の補修に使われる【補修テープ】
特に雨どいやパイプの補修作業や、DIYなどで使われています。
粘着力の強さから重ね貼りも可能で、しっかりと固定することができます。 - 強度が高くて、作業性も高い
縦横の繊維に沿って、手で真っすぐに切ることができます。
表面はポリエチレンで加工されているので耐水性があり、屋外での使用も可能で、製品によっては熱に強いタイプもあります。
強度が高いため、引き出しにくさがやや感じられます。 - 世界中から評価されるテープ
アポロ13号で機械船内の水素タンクが爆発するという事故に見舞われた際、補修テープで装置をつなぎ合わせ危機を脱したのがきっかけで、世界中から評価されています。
ビニールテープ(絶縁テープ)
- 絶縁テープの中の一種で、ポリ塩化ビニル製のテープ
汎用的に補修できるので、補修テープのように使うことができます。
低圧の電気を絶縁できるため、主に電気コードの簡単な補修や、感電を防ぐ目的に使われています。 - 屋内での使用
経年劣化の耐久性に優れていますが、屋外での使用は日光や風雨の影響で劣化が早まる恐れがあります。
耐熱性は強くありません。 - 【ビニールテープ】の使い方
カラー展開が豊富なため、色によって使い分けることが可能です。
基本的に手でちぎることはできないため、はさみやカッターなどでカットします。
滑り止めテープ
- 滑りやすい床に貼るだけで、スリップ防止効果が期待できる粘着テープ
凹凸のある縞鋼板用や、屋内用・屋外用など、使用する場所に合わせて種類が選べます。
特に、足を滑らすと大けがにつながる階段や、結露で濡れやすい倉庫の床面で、転倒防止策として使用されています。
その他にも、雨天で滑りやすくなる倉庫や事務所の出入口で使えば、転倒事故の防止に役立ちます。 - 【滑り止めテープ】の仕組み
テープの表面に鉱物粒子やプラスチック製の粒を貼り付け、摩擦が強くなるように設計されており、粘着面は床から剥がれないよう強い粘着力です。
蓄光タイプもあるので、急な停電時にも転倒防止策として活躍します。 - 【滑り止めテープ】を貼るときの大事なポイント
テープを貼る際は、一列のみでは床を直接踏んでしまうため、足の面積に合わせて何列か貼り付けましょう。
ラインテープ
- 工場や体育館、病院などの広い場所で、目印として使われる粘着テープ
特に工場内では、台車やパレット置き場をテープで指定することで生産性を向上したり、フォークリフトの導線や人が歩くスペースをテープで指示することで安全性を確保したりできます。 - 屋内外で使えて、カラーバリエーションも豊富な【ラインテープ】
屋内用の場合、発色のいい明るめの色が見やすくおすすめです。
屋外用は、凹凸のあるアスファルトにも貼れる粘着力の強さと、汚れたり濡れたりしても剥がれにくい耐久性の高さが特徴です。
単色やストライプ、蛍光色などカラーバリエーションが豊富で、反射や蓄光する機能性タイプもあります。 - 用途によって最適な横幅が選べる
工場や路面では、気付きやすい100~150mm幅が良く使われています。
一般的な屋内の工場・倉庫には40~75mm幅、太いテープへの補助線や文字入れには細めの3~25mm幅が活躍します。
蓄光テープ
- 災害や消灯で室内が暗くなった際に、発光して安全を確保できる粘着テープ
停電時に階段や避難経路を表示したり、スイッチや消火器の場所を分かりやすくしたりと、万が一の時の目印として使われています。
暗闇での避難は非常に難しく、特に機械があるような工場では大変危険も伴うので、簡単にできる安全対策としておすすめの製品です。 - 蓄光には寿命がある
明るい時間に光を蓄えて、暗闇になると発光する性質を【蓄光(ちっこう)】と言います。
蓄光性能の寿命は、施工場所や使用条件にもよりますが、変色や摩擦などがない状況では6~8年程度が目安として想定されています。
蓄光顔料は水に弱いため、濡れてしまうと蓄光性能が失われる恐れがあります。 - 明るいところから、一気に暗くなる場所に貼るのがおすすめ
蓄えた光の量によって放出量が変わるため、徐々に暗くなる場所では光の量が弱くなってしまうので向いていません。
夕日が差し込んでゆっくりと暗くなる場所よりも、電気を消すと一気に真っ暗になる室内に貼るのが最適です。
反射テープ
- 光で照らすと反射する、反射材つきの粘着テープ
反射材がテープになっているので、必要なところに貼り付けることができます。
例えばトラックヤードに貼り付けておくと、夕方から夜間にかけてトラックが搬入出する際、運転手に注意喚起することが可能です。 - 【反射テープ】を貼るのにおすすめの場所
トラックの障害となる壁や柱はもちろん、三角コーンに貼ることで、注意を促したい場所を自由に変更できます。 - 車の事故防止に役立つ大切なテープ
歩行者がいる場所や危険な場所に立ち入らないよう運転手へ警告し、事故の未然予防に役立ちます。
標識テープ
- 注意を喚起するデザインが入った【標識テープ】
工場内での注意を促す「立入禁止」「足元注意」「使用禁止」「感電注意」など、様々な文言が入っています。 - デザインと文言の種類が豊富
黄色と黒のストライプ柄や矢印の模様、蛍光カラーなどがあり、文字ではなく色やデザインで注意を促すこともできます。
その他にも、「ペンキ塗りたて」「駐輪禁止」「列にお並びください」など、バリエーションが豊富です。 - 【標識テープ】を貼る場所によってタイプが選べる
シールには、粘着タイプと非粘着タイプがあるので、使用箇所によって選びましょう。
テープを使えば生産性の向上や、安全対策が簡単にできる!
倉庫やオフィスで使える保守・メンテナンス用テープを9種類紹介しました。
テープを貼るだけで生産性が向上したり、安全対策ができたりするなんて便利ですよね。
ぜひ取り入れてみてください!
OPPテープやクラフトテープ、布テープなど、梱包に使うテープが気になる方はこちら!