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マスキングテープの使い方!塗装の際に失敗しないポイントは?
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マスキングテープの使い方!塗装の際に失敗しないポイントは?

マスキングテープは、建築物や車などを塗装するときに使われる養生テープの一種です。
塗りたくない部分に貼ることで、塗装の際に汚れてしまうのを防ぐ役目があります。
最近では、文具店や雑貨店などでかわいらしいデザインのマスキングテープが売られていますが、これらはおもに装飾用として使われるもので、塗装用のマスキングテープとは使用目的が異なります。
ここでは塗装用のマスキングテープを中心に、種類や使い方を紹介していきます。

マスキングテープとは

マスキングテープ

「マスキング(masking)」は、「包み隠す」「覆い隠す」という意味があります。
マスキングテープはその名前の通り、塗装したくない部分や汚したくない部分を隠す 目的のテープです。
物と物を接着することが目的ではないため、ほかのテープにくらべ粘着力が弱く、剥がしたあとに接着部の塗装が剥げてしまったり傷がついてしまったりしません。
また、接着剤が残らずきれいに剥がせるのも特徴です。

マスキングテープの種類

マスキングテープの材質は和紙製のものが多く使われていますが、そのほかにも柔らかさや耐熱性、耐水性などの様々な特徴を持つものがあります。
建築用や塗装用、車両用など、用途に合った材質のテープを選ぶことで、失敗なく使えます。

クレープ紙

クレープ紙

シワ加工が施された紙を使ったテープです。
シワがあるので伸縮性が生まれ、曲線やデコボコしたところにも貼ることができます。
また、耐熱温度が高いため、焼き付け塗装をする場所にも使えます。

和紙

和紙

和紙は、もっとも一般的なマスキングテープの材質です。
クレープ紙のように伸縮性はありませんが、張りがあり、直線の場所にきれいに貼れます。
また、手で簡単に切れるため、作業のときにハサミやカッターが必要なく、作業効率が上がります。

フィルム

ポリエステルフィルム

耐熱性にすぐれたテープで、曲線用にはPVC(ポリ塩化ビニル)フィルム、直線用にはポリエステルフィルムのものが使われます。
PVCフィルムはマスキングテープの中でも伸縮性がもっとも高く複雑な曲面での使用に最適です。
また、ポリエステルフィルムは厚みが0.05~0.08mmと薄いのが特徴で、デコボコした場所にもしっかり貼ることができます。

塗装

塗装用のマスキングテープは、建築物用や車両用のものに分かれます。
それぞれの用途の中でも、さらに建築用の塗料の溶剤に耐性があるテープや、コンクリートの様に剝がれやすい場所に適したものなど、様々な種類があるので、使用する場所に適したものを選びましょう。
また、車両用も使用箇所によってテープの材質を選ぶ必要がありますが、基本的に焼き付け塗装に対応した耐熱性が高いものになっています。

シーリング

シーリングとは、気密性を高めるために、サッシやタイルなどの隙間や目地をシーリング材で埋めることです。シーリングの際には、シーリング材がほかの箇所についてしまわないよう、周囲をマスキングテープで覆います。
シーリング用のマスキングテープには、結露に強いタイプ数日貼っておいても接着剤が残りにくいタイプなどがあります。

インテリア

壁紙や窓ガラス、家具などのデザインを変えたり、壁の傷を隠すために使われるのがインテリア用のマスキングテープです。
木目調やタイル柄など、様々なデザインのものが発売されています。
賃貸マンションのように、壁や床をリフォームできないときにも、気軽に雰囲気を変えることができ、剥がすのも簡単なため、人気のあるDIYグッズです。結露や湿気が多い窓や風呂場に使えるものもあります。

文具

文具店や雑貨店、100円ショップなどで売られている文具用のマスキングテープは、
柄や幅など多種多様なものがあるので、収集する楽しさもあります。
塗装用と同様に粘着力が弱いため、紙やプラスチックなど様々なものに貼ったり剥がしたりできます。
紙製のものはペンで文字を書くことができるので、付箋紙やメモ帳の代わりや、ラベルとして使うことができます。
また、ラッピングにもよく使われています。

マスキングテープの選び方

マスキングテープといっても、材質や特徴など、たくさんの種類があり、どのように選んだらいいのか迷ってしまいますよね。
ここでは、使用目的によって変わるマスキングテープの選び方を紹介します。

粘着性

粘着性

塗装用のマスキングテープには、大きく分けてゴム系の粘着剤を使ったものと、アクリル系粘着剤を使ったものがあります。
ゴム系はどんな素材にも貼りつきやすく、剥がしやすいという特徴があり、価格も安いのですが、熱や紫外線に弱く、劣化が早いというデメリットもあります。
アクリル系は耐熱性や耐水性が高く、紫外線にも強いため、屋外の使用に適しています。
デメリットは、価格が高く、プラスチック系のものには貼りつきにくい点です。
マスキングテープは剥がすことが前提のため、基本的に粘着力は弱くなっています。
しかし、高めの粘着力が必要な場合や、超弱粘着タイプでなくてはならない場合もあるので、用途に合った粘着力のものを選びましょう。

サイズ

マスキングテープは、幅が5mmほどの細いものから、100mmを超える太いものまであります。
小さなものや細い場所に太いマスキングテープを使用してしまうと、塗装の際に邪魔になりうまく塗れなくなってしまいます。
反対に、大きく塗装する場所に細いマスキングテープを使ってしまうと、塗装がはみ出してしまう心配もあるため、場所や状況に合わせたサイズのテープを選ぶようにしましょう。

また、マスキングテープは材質によって薄いものから厚いものまであります。
デコボコした場所では薄いものを使うというように、状況に応じて厚さも適切なものを選びましょう。

用途

マスキングテープは用途によって様々な種類のものが発売されています。
例えば「シーリング用のテープは塗装用には使用できない」ということや、「和紙製のものを屋外で長く貼ったままにしておくと、剥がすときに接着剤が残ってしまう」など、使用する際には注意が必要な場合があります。
商品には「○○用」と書かれているので、使用する場所や状況に合ったものを選ぶようにしましょう。

耐久性

マスキングテープの材質は、和紙よりフィルムの方が、また粘着剤はゴム系よりアクリル系の方が、耐久性が高いです。
また、焼き付け塗装をする場合や、夏の炎天下で使用する場合などは、耐熱性の高いものを使う必要があります。
耐久性、耐熱性が高いものは、そのぶんコストも高くなるので、すぐに剥がす場合や熱を加えない場合は和紙製のものを使うというように、状況に応じたテープを選ぶようにしましょう。

塗装する場合のマスキングテープの使い方

塗装でマスキングテープを使用するときは、失敗しないよう適切な種類のものをしっかりと貼ることが重要です。塗料がはみ出さないよう、気をつけて使いましょう。

STEP
マスキングテープを貼る
マスキングテープを重ねて貼る
 

テープをしっかり押さえながら貼っていきます。
テープのラインが塗装面になるので、ガタガタにならないよう注意しましょう。
縦に垂直にテープを貼る場合には、テープの先に重りをつけて垂らすと、まっすぐに貼ることができます。
テープが浮いていると塗料が入り込んでしまうので、テープを貼ったら、タオルや手でしっかり押さえるのがポイントです。
角の部分はマスキングテープを重ねて貼ると、テープが浮かずにきれいに塗ることができます。

STEP
塗装する
塗料がつかないように塗る
 

テープの外側に塗料がつかないよう、気をつけて塗っていきます。
どうしても塗料がマスキングテープの隙間から入ってしまう場合は、
テープの端部分にボンドコークやクリヤー塗料を塗ることで染み込みを防げます。

STEP
マスキングテープを剥がす
剥がす
 

塗装作業後、塗料が完全に乾く前にマスキングテープを剥がしていきます。
完全に乾いてから剥がすと、塗装面とテープの境目が一体化してしまい、塗装面も剥がれてしまうことがあるので、半乾きの状態で剥がすのがベストです。
剥がすときは、テープを下方向に引っ張るのではなく、斜め前方に引っ張るときれいに剥がすことができます。
剥がしたテープは新聞紙や不用な紙などに貼っておくと、後でまとめて捨てやすいのでおすすめです。

マスキングテープを使う場合の注意点

マスキングテープを使って塗装する際には、いくつか気をつけなければいけない点があります。
ちょっとしたコツを知っておくだけで、完成度がグンとアップするので、ぜひ参考にしてください。

1.ホコリやゴミを取り除く
ホコリやゴミを取り除く

マスキングテープに限りませんが、接着面が汚れているとテープをしっかり貼ることができません。
マスキングテープの場合、ゴミが付着してしっかり密着できていないと、そこから塗料が入り込んでしまうことがあります。
テープを貼る前に接着面の汚れや水分、油分をしっかりと拭き取ってから貼るようにしましょう。

2.密着させて貼る
密着させて貼る

マスキングテープは粘着力が弱いため、普通に貼っただけだと浮いてしまう場合があります。
しっかりと密着されていないと、隙間から塗料が入り込んでしまうこともあるため、テープを貼ったあとは手やタオルなどでしっかりと押さえていくようにしましょう。
また、凹凸がある場所には、マスキングテープを貼ったあとにコーキングをして隙間を埋めておくことで、きれいに仕上げることができます。

3.塗料が乾く前に剥がす
.塗料が乾く前に剥がす

前述しましたが、塗料が完全に乾いてからマスキングテープを剥がすと、一緒に塗装面も剥がれてしまうことがあります。
さらに長く貼っていると、うまく剥がれなくなったり、粘着剤が残ってしまったりするかもしれませんので、塗料が乾く前の、半乾きの状態のときにテープを剥がすようにしましょう。
塗料の種類にもよりますが、目安としては塗ったあと15~20分程度、少なくとも1時間以内には剥がすとよいでしょう。
反対に塗ってすぐだと、まだ乾いていない塗料が飛び散ってしまったり垂れてきてしまうことがあります。
まだ湿っているけど、軽く触った程度では塗料が指につかないぐらいのタイミングがベストです。

4.剥がれないマスキングテープを無理に剥がさない
剥がれないマスキングテープを無理に剥がさない

塗料を厚めに塗ってしまった場合マスキングテープを上手に剥がせないときがあります。
そのような場合、無理にテープを剥がそうとすると、接着面が傷ついたり塗料も一緒に剥がれたりと失敗につながってしまいます。
無理に引っ張らずに、カッターナイフで優しく少しずつ切り込みを入れながら剥がしていきましょう。

5.テープが重なっているところは隙間になっている
コーナー部分はすきまをつぶす

コーナー部分のようなテープが重なる場所はどうしても小さな段差ができ、隙間が生まれてしまいます。
そのような場所は指で強く押して、隙間を潰すようにしましょう。
また、ドライヤーで温めながら押すと、密着性がアップするのでおすすめです。
縦にマスキングテープを貼っている途中でテープを継ぎ足すときは、上部のテープを下にして重ね貼りすると、塗料が垂れたときに貼り合わせ部分に染みこんでしまうことがあります。
テープを継ぎ足すときは、新しいテープを下側にするようにしましょう。

塗装用におすすめのマスキングテープ

マスキングテープは用途によって使用する種類を選ぶことが大事ですが、中には内装にも外装にも使えるもののように、幅広く使えるマスキングテープがあります。できるならひとつでいろいろな用途に使える方が便利です。
ダンボールワンでは塗装用におすすめのマスキングテープを揃えているので、ぜひご検討ください。

まとめ

近年、文房具として人気のマスキングテープですが、身近なようで実は特徴や種類などあまり知らない部分もあったのではないでしょうか。
建築物や家具などの塗装や、インテリアにも使われているマスキングテープ。
その使い方やコツを知って、ぜひ活用してみてくださいね。

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