トレーディングカードやポストカードなどのカード類は、メルカリで多く取引が行われている人気の商品です。とくにトレーディングカードは、レアカードがびっくりするほど高額で取引されることもあり、注目度の高いジャンルとなっています。
多くは紙製で薄いものなので、「どの送り方が最適なのか」悩んでいる人も多いでしょう。ここではカードの梱包と送り方を紹介します。

メルカリで売れたカードの梱包材を用意する

出品していたカードが売れたら、発送の準備をしましょう。カードを送る際に注意したいのは、折れと水濡れです。丁寧な梱包がポイントになるので、まずは必要な梱包材を用意します。

OPP袋

カードを水濡れから守るためのビニール製の袋です。各種サイズがあるので、送るカードのサイズに合わせて用意しましょう。

ダンボール・厚紙・硬質ケースなど※折れ防止

カードの折れ防止用にダンボールや厚紙を用意します。100円ショップや文具店などで売っている、硬質カードケースを使っても良いでしょう。配送時に折り曲げられないよう、配慮した梱包が必要です。

梱包用テープ

マスキングテープとクラフトテープや布テープなどを用意しましょう。マスキングテープはカードの梱包時に使い、クラフトテープや布テープは封筒の梱包用として必要です。カードを梱包するときマスキングテープを使えば、間違ってカードに貼り付いても綺麗にはがせるので安心です。カードの場合、高額な場合もあるため、封筒に封入するときはしっかりとはがれないテープを選択します。

封筒

折れやスレ防止のために、クッション付きの封筒がおすすめです。まとめ売りなど複数枚の場合は、サイズや厚みに合わせた封筒や箱を用意します。

メルカリで売れたカードの梱包方法

発送のために梱包をしますが、いくつかの注意が必要です。カードは一枚ずつ水濡れ防止用の袋に入れるなど丁寧に梱包すると、購入者から喜ばれ、評価も上がります。

OPP袋や防水できるものに入れる

カードは紙製のものも多く、万が一配達時に水濡れなどの被害にあうと破損してしまうこともあります。OPP袋やチャック付きの袋に入れて送ると安心です。カード同士の貼り付き防止のために、できれば一枚ずつ袋に入れてあげるとさらに良いでしょう。
OPP袋は様々なサイズがあり、トレーディングカードやポストカードにピッタリなサイズの袋もあります。

ダンボールや厚紙で折れないようにする※硬質ケースに入れた場合は不要

袋に入れたカードは、折れ防止のためにダンボールや厚紙で挟みます。または、硬質ケースなど折り曲げできない固いケースに入れても良いでしょう。配送方法によっては、厚みで配送料金が変わってしまうので、挟むダンボールの厚さにも注意が必要です。

さらにビニール袋に入れる

ダンボールや厚紙は水濡れする可能性があるので、ビニール袋に入れればもっと安心な水濡れ対策になります。チャック付きのビニールなら、袋からはみ出ることがないのでオススメです。

封筒に入れる

商品を封筒に入れます。折れやスレを防止するクッション付きの封筒がオススメです。クッション付きの封筒は厚みがあり、配送方法によっては厚みで料金が変わってしまうので注意が必要です。
まとめ売りの場合は箱やダンボールを用意します。その場合、中で動いてしまわないように、緩衝材をしっかり入れましょう。

カードのおすすめの配送方法

軽くて薄いカードの配送方法は、安くて手軽なものから補償の付いたものまで様々です。ここではそれぞれの配送方法のメリット、デメリットを解説します。

ミニレター

ミニレター（郵便書簡）は切手がついた封筒と便せんが一体になったもので、郵便局で購入できます。厚さ1cm、重さ25g以内であれば写真やトレーディングカードなど薄いものを同封でき、ハガキと同じ63円で送れます。補償や追跡はついていないので、高額なカードを送るのに向いていません。

定形郵便

手軽に送れる定形郵便は、25g以内なら84円、50g以内なら94円分の切手を貼って投函するだけなので、送料を安く抑えたい人に向いています。しかしサイズと厚みの制限があるので、送れるのはトレーディングカードサイズのカード数枚が限界です。また、到着日の指定や補償は別料金のオプションになるうえ、匿名で送ることもできないので、高額のカードを送るのはオススメしません。

定形外郵便

定形郵便より大きいサイズのものを郵送できる定形外郵便も、できるだけ送料を安くしたい人にオススメです。普通郵便での発送になるので、到着日の指定や補償は別料金のオプションとなるほか、匿名配送ができません。

ゆうパケット

重さ1kg以内であれば全国一律の料金で送ることができる、日本郵便の配送サービスです。タテ×ヨコ×厚みの三辺の長さの合計が60cm以内で、厚さ1cm以内は250円、厚さ2cm以内は310円、厚さ3cm以内は360円で送ることができます。
発送には専用の宛名シールが必要で、記入後に荷物へ貼り付けてポスト投函します。お届けもポストへの配達になります。追跡サービスを利用できるので、いつ荷物が到着するか、荷物がどこにあるかなど確認ができます。
まとめ売りなど複数枚を送るときに、送料を安く抑えられて便利な配送方法ですが、こちらも匿名での発送はできません。

ゆうゆうメルカリ便

日本郵便とメルカリが提供している配送方法です。「ゆうゆうメルカリ便ゆうパケット」は、タテ×ヨコ×厚みの三辺の長さの合計が60cm以内で、厚さ3cm以内なら全国一律230円で送ることができます。また「ゆうゆうメルカリ便ゆうパケットポスト」は、専用ボックス（別売り65円）または専用の発送シール（20枚入り100円）を使えば、配送料215円でポスト投函できる配送方法です。発送シールを利用する場合は、長辺34cm以内、三辺合計が60cm以内で、郵便ポストに入るサイズと決められています。
「ゆうゆうメルカリ便」は、匿名配送で補償も追跡サービスもついている安心の配送方法です。高額カードを送るときにも安心して送れます。

らくらくメルカリ便

ヤマト運輸とメルカリが提供している配送方法です。カードの発送なら、「らくらくメルカリ便ネコポス」がオススメです。タテ23～31.2cm×ヨコ11.5～22.8cm×厚さ3cm以内、1kg以内であれば、全国一律210円で配送できます。A4サイズほどのサイズで厚さ3cmまで送れるので、横に並べるなど工夫すれば複数枚を送ることができます。匿名配送で補償、追跡サービスも付いている安心の配送方法です。

レターパックプラス

対面配達ができ、追跡サービスも付いている日本郵便の配送サービスです。A4サイズほどの専用の封筒（520円）を郵便局や取り扱いのあるコンビニで購入し、郵便局の窓口やポスト投函で送れます。匿名配送はできませんが、厚さの制限はなく、重さ4kg以内まで対応しているので、大量にカードを送りたいときにオススメです。

レターパックライト

購入者のポストへ配達されるレターパックです。専用の封筒（370円）を郵便局や取り扱いコンビニで購入し、郵便窓口やポスト投函で送ります。レターパックライトは重さは4kg以内、厚さは3cm以内と制限があります。レターパックはポスト投函で送れるので、事前に購入しておけば、いつでも気軽に送ることができます。しかし匿名配送はできないので、メルカリでの取引の場合は送料を安く抑えられ、匿名配送や補償もついている「メルカリ便」を利用する方がお得になります。

スマートレター

A5サイズ、厚さ2cm、重さ1kg以内までの商品を、全国一律180円で送ることができます。スマートレター専用封筒に直接宛名を書き、商品を入れて郵便窓口やポスト投函します。数枚のカードを送るときに便利ですが、こちらも補償はついていないので、高額なカードの発送にはオススメできません。

まとめ

トレーディングカードやポストカードを送るときは、折れや水濡れに気をつけた梱包が必要です。せっかく購入したカードが破損して届かないよう、しっかりと梱包をしましょう。
また、販売価格が300円から数万円までと幅広いカード類。一般的に販売価格が安いカードは送料対策のために普通郵便で、1000円前後やそれ以上の高価なカードは補償の付いたメルカリ便で送られることが多いようです。出品したカードの枚数や価格に合わせた配送方法を選択するようにしましょう。