メルカリでリュックを検索するとブランド品やアウトドアメーカーのものから、PCの入るビジネスリュック、ちょっとした外出にちょうどいい小さいリュックなどが未使用品から中古までたくさん出品されています。
タイプにもよりますが、リュックは意外と薄い厚さで梱包することも可能です。しかし、フレームがしっかりしているものやブランド品などはそうもいきません。
この記事では、リュックをメルカリで送る際の梱包方法と注意点、また、配送会社(もしくは「配送サービス」)による便利な送付方法などを解説していきます。
リュックの梱包方法
リュックは商品によって大きさや材質の違いによる硬さ、背板やフレームの有無などで梱包するときのサイズが違ってきます。
ブランドものに多い上質な革を使用したリュックは、折りたたむと変形することもあるので、注意が必要です。
ビジネスリュックや本格的なアウトドア用リュックでは背中の部分にクッションや背板が入っていたり、緩衝効果のある材質が使用されたりしています。この場合、薄いサイズにすることはできても、折り曲げは厳禁です。
以上のようにリュックの性質を理解して、形を損なわないように梱包しましょう。
梱包に必要なものを準備する
リュックの梱包に必要なものは以下のとおりです。
- リュックを入れるビニール袋
- リュックを保護するためのエアキャップか新聞紙
- リュックの型崩れを防止する新聞紙(リュックによる)
- リュックを送るためのダンボールか頑丈な紙袋
- 梱包用テープ
ビニール袋とダンボール・紙袋は、梱包するリュックのサイズに合わせたものを用意します。
紙袋で送る場合は、できるだけ厚手の紙を使用しているものを選びましょう。変形しやすい素材なので、何重かにして配送時の衝撃からリュックを守るよう気をつけてください。
ダンボールワンではリュックの梱包にぴったりな袋や緩衝材などを豊富にご用意しております。
梱包手順
背板やフレームが入っていて折りたためないリュックでも、厚みを薄くして差し支えない場合は、リュックを押してできるだけ薄くします。ショルダー部分もコンパクトにまとめましょう。
革素材のリュックは、中に新聞紙やクッション材などを入れ、形が崩れないようにします。もし、購入時の箱や詰め物があれば、それを使用しても良いでしょう。
リュックをできるだけ薄くします。
硬い材質や革素材のリュックは型崩れを防ぐため詰め物をしましょう。
リュック全体をビニール袋に入れて包み、テープで止めます。
箱の場合は隙間に丸めた新聞紙などを詰めて緩衝材にします。
背板やフレームがないリュックや、子ども用で小さいミニリュックなどは折りたたむことで送料を安くできます。
リュックを折りたたみます。
リュックをプチプチなどの緩衝材で包みます。
袋に入れてしっかり封をします。
大きさによっては厚さ3cmのメール便や
宅急便コンパクトで発送可能です。
折りたためないリュックも折りたためるリュックも、最後にダンボールか紙袋に入れ、ガムテープでしっかりと封をします。
詰める際の注意点
リュックは必ずビニール袋に入れて全体を保護しましょう。ビニール袋は雨などでリュックが濡れるのを防ぐ役割もあります。
ダンボールや紙袋にリュックを詰めたら、隙間にエアキャップや新聞紙を入れてリュックに衝撃が伝わらないようにしましょう。
エアキャップはビニール袋の上からリュックを包むように使うと、ほどよい強度になります。また、新聞紙は丸めて使うと箱の中の隙間に合わせて調整できます。
紙袋で送る場合は、リュックの周りをダンボールや厚紙で囲む方法もあります。
リュックを梱包・発送する際の注意点
メルカリで発送するリュックは大きさや材質のほか、折りたたみ可能かどうかでも梱包の方法が異なります。特に配慮が必要なのは革製のリュックや、フレーム・背板・クッションのあるリュックです。
無理に折りたたんで小さくするとシワになることもあるので気をつけましょう。
袋や箱はちょうど良い大きさを選ぶ
紙袋はできるだけちょうど良い大きさのものを選びましょう。多少オーバーサイズでも、余った部分を折り返すことで適切なサイズにでき、強度も増します。
ダンボール箱で送る場合は、リュックの一部を折り返さずに収まるサイズで、新聞紙などの緩衝材もしっかり入る箱を選びましょう。
たとえ商品に問題がなくとも、雑な梱包や無駄に大きい梱包では評価に影響を及ぼす可能性もあります。
圧縮袋は注意が必要
リュックを送る際、容量の大きなものは圧縮袋で薄くすることが可能で、送料を抑えることができます。ただし、型崩れすることもあるので、フレームのあるリュックや背板などがある場合は曲がって圧縮されていないかを確認しましょう。
また、圧縮袋を使用して発送しても構わないか事前に購入者へ確認しておきます。これはリュックを折りたたんで送るときも同様です。
リュックの発送方法
発送はヤマト運輸や佐川急便、日本郵便などが利用できます。また、メルカリ特有の発送方法もあるのでそれぞれ解説します。
ヤマト運輸の場合
宅急便で知られるヤマト運輸では、縦・横・高さのサイズ合計が200cm以内・重さ30kgまでの荷物を1,040~2,950円で送れます。
たとえば30Lのバックパック型リュックであればだいたいは120サイズで送付可能でしょう。関東から関東の場合の料金は1,720円です。(島しょ部を除く)。
また、薄くて折りたたみができる小さなリュックであれば、専用BOXで送る「宅急便コンパクト」を利用できる可能性もあります。宅急便コンパクトは、専用BOX代70円と送料660円で送れますが、サイズは60cmとかなりコンパクトかつ厚さも薄いので、送れるサイズが限られています。
営業所が近くにある場合は、実際に入るか試してみることも可能です。
集荷依頼や、最寄りのコンビニからの発送もできます。
※2022年10月時点での料金です。
佐川急便の場合
佐川急便では「飛脚宅配便」で3辺合計が160cm・重さ30kg以内の荷物を送れます。
料金は120サイズのリュックで関東から関東への場合、1,848円です。佐川急便は100サイズの次は140サイズになります。
WEBで各種BOXなどの梱包材(有料)の注文や集荷を依頼でき、集荷時に梱包材も届けてくれます。
※2022年10月時点での料金です。
日本郵便の場合
日本郵便で120サイズのリュックを送る場合は、「ゆうパック」を利用します。長さ・幅・厚さの合計が170cm・重さ25kgまでの荷物に対応します。サイズの大きさによって、810~2,340円(関東から関東を想定・島しょ部を除く)で送付可能です。
また、ゆうパックはスマホアプリ「ゆうパックスマホ割」から申し込むことで180円割引になります。受け取り人が最寄りの郵便局で受け取ればさらに100円割引になる特典も利用できて、お得です。
このほか、薄くて小さいリュックで折りたたみ可能であれば、定形外郵便やレターパックライト(370円)レターパックプラス(520円)で送れます。ともに重さは4kg以内で、レターパックライトは厚さ3cmまで、レターパックプラスは専用封筒に入れば厚さの制限はありません。
※2022年10月時点での料金です。
メルカリ便を利用する場合
メルカリでは宛名書き不要で全国一律料金で荷物を送れる「らくらくメルカリ便」と「ゆうゆうメルカリ便』を用意しています。対応サイズも幅広いサービスなので、リュックの送付には便利です。
らくらくメルカリ便
実際に配送するのはヤマト運輸ですが、通常の宅急便より割安になっており、差額はメルカリが負担してくれます。
折りたためる布製の小さなリュックで「宅急便コンパクト」に収まれば全国一律450円です。
らくらくメルカリ便の宅急便サイズだと、送料は750~1,700円で、通常の宅急便より大幅な割引率になります。特に遠方への配送ではお得です。
●「らくらくメルカリ便」料金表
ネコポス (A4サイズ・厚さ3cm以内・重さ1kg以内) |
全国一律 210円(税込) |
---|---|
宅急便コンパクト | 全国一律 450円(税込) |
宅急便 | 全国一律・60サイズ(〜2kg):750円 |
80サイズ(〜5kg):850円 | |
120サイズ(〜15kg):1,200円 | |
140サイズ(〜20kg):1,450円 | |
160サイズ(〜25kg):1,700円 |
※2022年10月時点での料金です。
ゆうゆうメルカリ便
日本郵便では全国一律料金で配送できる「ゆうゆうメルカリ便」を実施しています。小さく折りたためるリュックであれば、専用BOXで送れる「ゆうパケットポスト」利用で、全国一律215円で送れます。
ゆうゆうメルカリ便の場合は100サイズまでしか送ることができません。100サイズを超すリュックは送れないので注意しましょう。100サイズを超すリュックをメルカリ便で送りたい場合はらくらくメルカリ便のみとなります。
●「ゆうゆうメルカリ便」料金表
ゆうパケット (A4サイズ・厚さ3cm以内) |
全国一律 230円(税込) |
---|---|
※3辺合計60cm以内 (長辺34cm/厚さ3cm以内/重さ1kg以内) |
|
ゆうパケットポスト | 全国一律 215円(税込) |
※専用箱/発送用シール使用で郵便ポストに投函可能なもの(重さ2kg以内) | |
ゆうパケットプラス (厚さ7cm以内・重さ2kg以内) |
全国一律 455円(税込) |
ゆうパック (60サイズ〜100サイズ・重さ〜25kg) |
全国一律 60サイズ:770円 |
80サイズ:870円 | |
100サイズ:1,070円 |
※2022年10月時点での料金です。
まとめ
メルカリでリュックを送る時は、リュックが型崩れしないよう、革製であれば傷がつかないようにしっかりと包装して、緩衝材も使いましょう。
送る時は、折りたためる布製のリュックであればコンパクトな配送サービスも利用可能です。
「らくらくメルカリ便」か「ゆうゆうメルカリ便」を利用すると全国一律料金になり、一般で送るよりも安い値段で送れますが、ゆうゆうメルカリ便は100サイズまでなので、100サイズを超えるリュックはらくらくメルカリ便がおすすめです。