使わなくなった釣り竿をネットオークションやフリマなどで売りたいと思っても、細長い形状の釣り竿はどのように梱包すればいいのか、また送料はどれぐらいかかるのか分からなくて困ってしまったことはないでしょうか。
形状が特殊な上、壊れやすい部分もある釣り竿ですが、しっかりと梱包すれば問題なく送ることができます。また、どれぐらいのサイズならどこの運送会社が安いのかを比較することで、できるだけ送料を抑えることも可能です。ここでは、釣り竿の梱包方法と各運送会社の送料比較を紹介します。
釣り竿の梱包方法
まずは配送の途中で破損してしまわないよう、しっかりと梱包する必要があります。
釣り竿を入れるプラスチック製のケースがあるかないかによって、準備する梱包材も異なってきます。
ここでは、ケースがある場合とない場合、また一度に複数の釣り竿を梱包する場合の梱包方法を紹介します。
ケースありの梱包方法
プラスチックケースがある場合は、ケースに入れることである程度、釣り竿を保護することができるため、緩衝材を巻いてダンボールで包むだけで発送が可能です。
- プチプチなどの緩衝材
- ダンボール
- テープ
STEP1
釣り竿をプラスチックケースに入れ、ケースをプチプチなどの緩衝材で包む。
STEP2
ダンボールを切り開き、余分な部分をカットする。
STEP3
ダンボールに巻き癖をつけて、ケースに巻いていく。
STEP4
テープでしっかりと止める。
STEP5
左右の端部分に切り込みを入れて、テープで閉じる。
STEP6
完成
ケースなしの梱包方法
専用のプラスチックケースが手元にない場合は、釣り竿が折れてしまわないよう、しっかりと梱包する必要があります。
- プチプチなどの緩衝材
- ダンボール
- テープ
STEP1
穂先(釣り竿の先部分)を緩衝材で丁寧に包む。
STEP2
釣り竿全体を緩衝材で包む。
STEP3
左右の端部分は折り返してテープでとめる。
STEP4
三角形に折ったダンボールで穂先を補強する。
STEP5
外箱になるダンボールを切り開き、三角形に組み立てられるようカットする。
STEP6
穂先を補強したダンボールをテープで外箱のダンボールに固定する。
STEP7
ダンボールを組み立ててテープでとめる。
STEP8
左右の端部分もテープでとめて完成。
複数の釣り竿の梱包方法
複数の釣り竿をまとめて梱包する場合は、お互いの釣り竿がぶつかって折れてしまわないように、それぞれをしっかりと梱包する必要があります。
STEP1
それぞれの釣り竿の穂先を緩衝材で包む。
STEP2
それぞれの釣り竿を別々に緩衝材で包む。
STEP3
複数の釣り竿の穂先をまとめてダンボールで補強する。
STEP4
外箱となるダンボールを切り開いて、三角形に組み立てられるようカットする。
STEP5
穂先の補強したダンボールをテープで外箱のダンボールに固定する。
STEP6
ダンボールを折りたたみテープで固定する。左右の端部分もテープでとめて完成。
また、上記のようにダンボールで梱包材を自作するのが難しい場合は、三角形のダンボールケースやボイド管と呼ばれるダンボール製の筒を使って梱包することもできます。
三角形のダンボールやボイド管はホームセンターやネットショップで購入できます。
釣り竿の送料比較
ここでは、運送会社ごとの送料を比較して紹介します。
縮められるタイプの釣り竿であれば、梱包してもだいたい60サイズで送ることができます。また、縮められないタイプの場合は、各運送会社の規定サイズまでであれば送ることができます。
どういった形状の釣り竿を送るかをよく確認して、送料を比較しましょう。
【ヤマト運輸】釣り竿の送料
ヤマト運輸では、宅急便で送ることができるサイズが縦・横・高さの合計が200cm以内(ただし、1辺が170cm以内)、重さが30kg以内となっています。
このため、170cm以内の長さの釣り竿であれば送ることができます。
送料は送り先の地域によって異なりますが、例えば関東から関東へ送る場合、60サイズで930円、160サイズで2,070円、200サイズで2,840円です。
【佐川急便】釣り竿の送料
佐川急便では、飛脚宅配便で送れるサイズが縦・横・高さの合計が160cm以内、重さが30kg以内となっています。
もしそれ以上の大きさとなってしまった場合は、飛脚ラージサイズ宅配便を利用すれば縦・横・高さの合計が260cm以内、重さが50kg以内まで送ることができます。
送料は送り先の地域によって異なりますが、例えば関東から関東へ送る場合、60サイズで770円、160サイズで2,068円、200サイズで3,245円です。
【日本郵便】釣り竿の送料
日本郵便では、ゆうパックで送ることができるサイズが縦・横・高さの合計が170cm以内、重さが25kg以内となっています。
送料は送り先の地域によって異なりますが、例えば関東から関東へ送る場合、60サイズで870円、160サイズで2,060円、170サイズで2,410円です。
また、日本郵便では小さなものであればレターパックプラスや定形外郵便も利用が可能ですが、これらは補償がついていないため、壊れ物扱いとなる釣り竿を送る場合にはあまりおすすめできません。
【メルカリ】釣り竿の送料
メルカリで商品を発送する場合は、ヤマト運輸のメルカリ専用サービス「らくらくメルカリ便」を利用できます。
らくらくメルカリ便はネコポス、宅急便コンパクト、宅急便の3種類があり、どれも全国一律の送料となっているので、遠方に送る場合でも送料が高くなることはありません。
このうち宅急便は、160サイズ25kgまで送ることができます。
送料は全国一律で60サイズが750円、160サイズが1,700円です。
まとめ
釣り竿の梱包方法と各運送会社の送料比較を紹介しました。
縮められない大きいサイズの釣り竿の場合、縦・横・高さの合計が200cmを超えるものは佐川急便の飛脚ラージサイズ宅配便の利用に限られてしまいます。
それ以外のサイズの場合、60サイズまでコンパクトにできれば佐川急便、メルカリの利用であればらくらくメルカリ便がお得です。
また、大きいサイズで160サイズの場合だとゆうパック、メルカリの利用であればらくらくメルカリ便がいちばんお得になっています。
まずはしっかりと釣り竿を梱包して、サイズを確認の上、もっとも適した運送会社を選ぶようにしましょう。
ダンボールワンでは釣り竿を安全に発送するための梱包資材を豊富にご用意しております。