「OPP袋」は簡単にいうと透明の袋です。DMや小物、アクセサリー、本などを発送する際の梱包袋として利用されることが多く、低コストで、透明性・耐水性・強度に優れています。
手軽にきれいに梱包できるので、人気が高く、DM用や、通販会社やフリマアプリ利用者など、多くの人に利用されています。
この記事では、人気の高いOPP袋の特徴や料金、安い理由や購入方法について解説します。
OPP袋とは?
「OPP袋」とは、OPP(Oriented Polypropylene)を原材料として作られた袋で、頭文字をとってOPP袋と呼ばれています。OPP封筒、透明封筒、ビニール封筒、クリア封筒とも呼ばれます。また、メーカーによって、クリスタルパック、クリアパック、オーピーパック、PP袋など様々な呼び名がありますが、基本的には素材は全て同じです。
透明度が高く、腰がありパリッとしているので、OPP袋に入れると中の商品が輝いて美しく見えます。コストも安く手軽に見栄えの良い梱包ができ、耐水性・強度にも優れているので、DM用や商品の梱包、ラッピングなど幅広く利用されています。
次の内容では「OPP袋」についての特徴をさらに詳しく解説していきます。
OPP袋の特徴
「OPP袋」の特徴について、使用するメリットも含め詳しく解説していきます。大きく分けて特徴は3つ、「中身が確認できる」「コストパフォーマンスが高い」「防湿性・防水性・強度がある」です。
中身が確認できる
透明のOPP袋に入れることにより、中身が確認できることは最大のメリットです。
例えば、DMは外からインパクトのある広告や魅力的なキャッチコピー、興味・関心がある内容が見えれば、お客様はおのずと開封して中身を見てくれるでしょう。その結果、開封率が上がり、売上向上にも繋がります。また、商品発送の際は、お客様に送る商品は注文の商品とあっているかの確認ができたり、一目で何が入っているかわかるので梱包用としても便利です。
コストパフォーマンスが高い
OPP袋は単層のフィルムで構成されている袋なので、流通しているフィルムの中では最もシンプルで安価な製品です。紙封筒よりも1枚あたりの価格が安く、さらに軽いので送料が安く済むという点も魅力のひとつです。また、OPP袋は中身を入れ替えれば再利用もできるため、コストパフォーマンスが高い点が特徴であり、メリットです。
防湿性・防水性・強度がある
OPP袋は、耐久性・防水性に優れているため、雨や雪の日でも中身の商品やチラシ、パンフレットなどをしっかりと保護してくれます。通販やフリマアプリでの発送の際は、OPP袋に商品を入れてから、汚したり傷がつかないためにも封筒やダンボールで梱包することをおすすめします。また、DVDやCDなど壊れやすい商品はOPP袋にいれてから、クッション封筒にいれておくと発送中の破損や損傷を防ぐことに繋がります。
OPP袋の用途
OPP袋の用途は幅広く、多くの包装やラッピング、梱包に利用されています。おすすめの用途なども併せて、紹介していきます。
カテゴリー | 種類 |
---|---|
アパレル製品 | ブラウス、Tシャツ、スエット、セーターなど |
繊維製品 | ハンカチ、タオル、ミニタオル、靴下、手ぬぐいなど |
広告物・冊子 | DM、チラシ、パンフレット、雑誌、本など |
小物 | アクセサリー、化粧品、パーツ、香水、文具など |
ディスク | CDやDVD,カードスリーブ、中古ゲーム、中古ソフトなど |
上記以外は一例なので、OPP袋の用途は無限大です。おすすめのOPP袋の用途としては、ラッピングです。パリッとしていて、透明度が高く、中身が美しく見え、見栄えが格段に良くなります。商品などを発送される際は、商品をOPP袋にいれたあとに、ダンボールや封筒で梱包するとよいでしょう。万が一の破損や損傷から商品を守ってくれて、トラブルの回避にもつながります。
OPP袋の厚みと種類
OPP袋の厚みについて
OPP袋には様々な厚みの材質があります。OPP袋の厚みの単位はmm(ミリ)またはμ(ミクロン)です。
0.001mmが1μですので、例えば0.03mm(ミリ)ですと30μ(ミクロン)と同じです。OPP袋のよく利用される一般的な厚さは30μ(0.03mm)です。30μ(0.03mm)以外にも、0.02mmの薄いものから、0.06mmの厚手のものまであります。
厚み | 説明 |
---|---|
25μ(0.025mm) | 手触りは柔らかくふんわりした感じです。 |
30µ(0.03mm) | ダイレクトメールで最も使われています。柔らかい感じはないですが、ペラペラさは感じます。 |
40µ(0.04mm) | ちょっとコシもあり、しっかりした感じです。 |
50µ(0.05mm) | かなりコシがあり、高級感を感じる事が出来る厚みがあります。 |
OPP袋の種類について
OPP袋には、テープが付いているOPP袋や、静電気防止加工がされているもの、抗菌効果のあるニスをコーティングしたものがあります。それぞれ種類の特徴は、以下の通りです。
テープ付きOPP袋
OPP袋にテープがついており、封をすることができます。あらかじめテープが付いているため封入作業の時間を短縮できます。
DMやチラシ、パンフレットを発送する際は中身が出ないようにテープ付きOPP袋がおすすめです。
静電気防止OPP袋
OPP袋はプラスチック素材を使用しており、ほとんど電気を通さないため、静電気が起こりやすいとゆう性質があります。静電気を防止する加工がされたOPP袋は、精密部品の静電気障害、汚れ防止に利用されています。テープ部分のみに静電気防止処理加工がされたOPP袋は、テープをはがした際に手にまとわりつくのを防ぎ、作業効率がアップします。
抗菌抗OPP袋
フィルム表面に抗菌効果のあるニスをコーティングしたOPP袋です。安全性の高い抗菌性のOPP袋です。
OPP袋の料金と安い理由
OPP袋は紙などの他素材の袋と比較して安価で、小さいサイズだと1枚1円や2円程度からで販売しています。
安い理由の1つは、OPP袋が単層のフィルムで構成されている袋で、流通しているフィルムの中では単純な構造で一番シンプルな製品だからです。
また、OPP袋を販売する製造元は自社工場をもち、人気のある規格品を一括生産・大量在庫することで、安価なOPP袋を実現しています。
他にも安い理由として、仲介する業者を通さないため、中間マージンが一切不要という点や原料を一度に大量購入しているため、袋の原価を抑えることができる点があげられます。
OPP袋で郵送する際の注意点
OPP袋を使用し定形サイズで郵送する場合は、OPP袋の大きさに合う内容物を封入して、なるべく透明部分が残らないようにすることがポイントです。
上下や左右で隙間があり、透明部分が残っていると、定形サイズ内の郵送物でも定形外郵便の扱いとなってしまいます。
OPP袋を使用し定形内サイズでの郵便として発送するには、「内容物にあったOPP袋を使用する」「宛名ラベルをOPP袋の内側に貼る」ことを注意してください。
OPP袋の購入単位
OPP袋は通販サイトで、最小100枚から販売されています。また、100均やホームセンターでも販売しており、サイズによっては10枚入りからのOPP袋もあります。大量発送や梱包の場合は、1枚あたりの価格が安い通販サイトで購入するのがおすすめです。
OPP袋の購入方法
OPP袋は、100円ショップやホームセンター、梱包資材の通販サイトでご購入いただけます。
梱包資材の専門通販サイト「ダンボールワン」では、100種類以上の種類サイズ豊富なOPP袋を販売しており、最小100枚から購入することができます。テープ付きの作業性の良いOPP袋や、アパレル商品におすすめの空気穴・底マチ付き、破れにくいCPP袋など、用途にあった商品をお選びいただけます。
また、当日出荷や土曜日出荷にも対応しているため、OPP袋の購入を検討している人は、ぜひ「ダンボールワン」をご利用ください。
ダンボールワンではOPP袋の商品を多数ご用意しております。