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パソコンの梱包方法。安全な梱包手順や注意点まとめ
[ 梱包方法 ]

パソコンの梱包方法。安全な梱包手順や注意点まとめ

パソコンは、どのように梱包するのが良いか分かりにくいもののひとつです。
梱包の方法次第では引越しの際に高価なパソコンを傷つけてしまう可能性もありますので、できる限り慎重な梱包を心がけましょう。
また、不用となったパソコンの処分方法にお困りの方もおられるかと思いますが、その際にもやはり梱包は必要です。
この記事では、「引越し」および「リサイクル」の際の「パソコンの梱包方法」について、それぞれ注意点も含めて具体的に解説します。
パソコンを梱包する必要のある方は、ぜひ参考にしてください。

パソコン梱包時の注意点

パソコンは衝撃に弱い精密機器ですので、梱包には特に注意が必要です。
きちんとした梱包をしないと、運送の際に故障やデータが消失してしまうなどの恐れがあります。

「引越し業者にお願いするから大丈夫」と思われる方もおられるでしょう。
たしかに引越し業者は運送のプロですし、荷物の紛失や破損には補償も行なってくれます。
ただ、パソコン内のデータなど「内部故障」については、補償の対象外になるのが一般的です。

そのため、梱包する前に必ずパソコン内のデータのバックアップをしておきましょう。

データをバックアップする

データのバックアップ方法には主に3つが挙げられます。

外付けハードディスク(ポータブルハードディスク)にデータ移行する

メリット
大量のデータを保存できる
デメリット
価格がやや高い
特にこだわりがなければ、この方法が最もおすすめです。
やや高価にはなりますが、データ容量や耐久性の面に優れます。

USBメモリにデータ移行する

メリット
データ移動・持ち運びが楽、価格が安い
デメリット
データ容量が少ない

手軽である一方、容量の少なさから全データを移動するにはやや不安が残ります。
「本当に重要なデータだけ移動できれば良い」という場合に向いています。

オンラインストレージにデータ移行する

メリット
機材購入の必要がない
デメリット
インターネット環境が必要、やや時間がかかる

ネット上にデータ保管ができる「オンラインストレージ」は、手軽にデータ移行できるのが利点です。
アップロードやダウンロードの手間や時間がかかる点を気にしないのであれば便利でしょう。
ただ、無料で利用できるオンラインストレージサービスは容量が限られていますのでご注意ください。

各パーツごとに梱包する

パソコン本体はもちろん、キーボードなどの付属品も、運送の際には破損しやすいものです。
各パーツごとにしっかりと梱包し、緩衝材を敷き詰めたダンボール箱に入れましょう。

引越しの際のパソコンの梱包

精密機器専用のケースで梱包すれば、高緩衝で安全に移送できるほか、ムダな緩衝材が発生しないためオススメです。

梱包に必要なもの

ダンボール箱
精密機器専用ケースが望ましい
プチプチ
ざら紙・クラフト紙
ミラーマット
緩衝性や断熱性に優れた発泡ポリエチレンシート
エアー緩衝材
透明テープ・クラフトテープ
取り扱い注意・われもの注意テープ

パソコンのサイズ

パソコンのサイズの例です。
梱包資材は、できるだけ包むパソコンのサイズに合ったものを選ぶようにしましょう。

ノートパソコンとデスクトップパソコン
種類 一般的なサイズの例(※)
小型ノートパソコン 320×270×厚さ70mm
大型ノートパソコン 455×371×厚さ162mm
デスクトップPC本体(小) 415×350×厚さ100mm
デスクトップPC本体(大) 475×475×厚さ130mm

※商品によってサイズは異なります。

引越しの際の梱包方法

デスクトップ型とノート型に分けて、それぞれ具体的に解説します。

デスクトップパソコンの梱包

STEP
付属品を本体から取り外す

パソコン本体と付属品を、それぞれ緩衝材で包みます。
モニターは液晶画面を傷つけないよう、ミラーマットなどで保護します。

STEP
ダンボール箱に入れる
ダンボールに入ったパソコン

まず本体を箱に入れ、空いているスペースに付属品を入れます。
隙間は緩衝材・ざら紙・クラフト紙ですべて埋めましょう。
コーナーパッドを入れて角つぶれを防止すれば、より安心です。

STEP
外箱に取り扱い注意テープを貼る

外箱にケアマークを貼れば、一目で取り扱い注意喚起ができます。

ノートパソコンの梱包

STEP
付属品を本体から取り外す
プチプチで梱包されたノートパソコン

パソコン本体と付属品を、それぞれ緩衝材で包みます。

STEP
ダンボール箱に入れる
ダンボールに入ったノートパソコン

パソコン本体にぴったり合うサイズより、いくらか余裕のある大きさの箱をご用意ください。
箱の四隅に余裕を持たせ、そこを緩衝材・ざら紙・クラフト紙で埋めることで、より衝撃からパソコンを守れます。

STEP
外箱に取り扱い注意テープを貼る

外箱にケアマークを貼れば、一目で取り扱い注意喚起ができます。

リサイクルに出す際のパソコンの梱包

不用となったパソコンは、「資源有効利用促進法」により、メーカー回収およびリサイクルが義務となっています(タブレット端末は対象外)。
2003年10月以降に販売されたパソコン(「PCリサイクルマーク」が貼られているもの)については回収が無料ですので、パソコンメーカーやパソコン回収業者の窓口に直接お問い合わせください。

リサイクルに出す際の注意点

パソコン内のデータは、漏洩防止のために消去することをおすすめします。
データ消去方法には以下の方法があります。

専用ソフトウェアを使用……無意味なデータで上書きする方法。
専用装置を使用……磁気により消去する方法。ただし一般的ではありません。
ハードディスクを物理的に破壊……危険ですので、ご自身で行うのはおやめください。

ご自身での消去が難しい場合は、メーカーや販売店、サポート業者などにご相談ください。

リサイクルに出す際の梱包方法

STEP
付属品を本体から取り外す
パソコンとキーボード

緩衝材は不要です。回収側の手間にもなりますので、かえって入れないほうが良いでしょう。
そのため、梱包するダンボール箱はパソコンに対して大きすぎないものを選びましょう。

STEP
ダンボール箱に入れる
ダンボールに入ったキーボード

マウスやキーボード、ケーブル類などもまとめて同梱します。
取扱説明書やCD-ROMなどの記録媒体は不要ですので、別途処分しましょう。

STEP
ダンボール箱を補強する
ダンボールと梱包テープ

輸送中に中身が飛び出ないように、ガムテープなどでしっかりとフタを留めます。
箱の強度に不安がある場合は補強しましょう。

リサイクルに出す際の発送方法

ご自宅に取りに伺う「戸口集荷」と、直接郵便局などへの「持ち込み」といった方法があります。
これはメーカーや回収業者によって異なりますので、お問い合わせの窓口の案内に従ってください。
たとえば郵便局だと、パソコンのサイズや重量によっては引き取りができない場合もありますので、その点についても窓口で確認をしましょう。

パソコンの梱包材の購入

ダンボールに入ったパソコンとキーボード

パソコンの梱包材は、ホームセンターや梱包資材の専門サイトでご購入いただけます。
ダンボール・梱包資材の専門サイト「ダンボールワン」では、さまざまなパソコンのサイズに対応したダンボール・梱包資材を多数用意しております。
精密機器の梱包に最適な「パソコン用ダンボール箱」も扱っておりますので、ぜひ「ダンボールワン」でご検討ください。

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