封筒や宅配袋など、外装材には様々な種類があります。
それぞれの種類ごとに、メリット・デメリットやおすすめの用途を紹介します!
封筒・宅配袋とは?どんな種類があるの?
封筒・宅配袋とは、主に輸送する際に使う外装袋のことです。
21年秋頃に、大手ECサイトAmazonが簡易包装化への取り組みを発表したことで、世間の注目を集めました。
ダンボールと比較すると、気になるのは耐久性や緩衝性ですよね。
ダンボールや緩衝材でしっかりと梱包すれば安心ですが、実は内容物によっては過剰梱包になることも。
封筒・宅配袋をきちんと理解して梱包すれば、安心して商品を発送することができますよ!
封筒
書類や小物、アパレルの発送に最適な一般的な封筒です。
メリット | 他外装材と比較して最も安い、一般的な封筒です。 形状やサイズ、カラーバリエーションが豊富で、内容物にぴったりのものが探しやすいです。 定番の長形封筒は、アクセサリーやコスメなどの小物に最適です。 角形封筒は、書類用によく使われているサイズで、アパレル商品や雑貨類にも適した形状です。 横に長い形をした洋形封筒は、DMや案内状などによく利用されます。 角形の底にマチが付いたマチ付き封筒は、厚みのある書類や本、カタログ、アパレル製品など、様々な内容物におすすめです。 |
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デメリット | 衝撃に弱い内容物を入れる場合は、別途緩衝材や厚紙などで保護する必要があります。 その場合は、緩衝性の高いクッション封筒や、耐久性の高い厚紙封筒が便利です。 耐水性が低いため、内容物が濡れてしまわないよう個包装袋を利用するか、耐水性の高い透明封筒(OPP袋・CPP袋)や宅配ビニール袋がおすすめです。 角形封筒の多くは定形外郵便として扱われるため、事前にサイズを確認をしましょう。 |
封筒(全種類) 一覧ページ
長形封筒 一覧ページ 角形封筒 一覧ページ
洋形封筒 一覧ページ マチ付き封筒 一覧ページ
クッション封筒
緩衝材付きのクッション封筒です。クッション封筒、プチプチ封筒と呼ばれています。
メリット | 封筒の内側にクッションがついており、内容物を保護することができます。 緩衝材を別途購入したり、梱包したりする手間がなく、トータルコストで考えるとお得な製品です。 封筒の表面に、取扱注意・割れ物注意・水濡れ注意の、3つのケアマークが印刷されているタイプもあります。 壊れやすい商品を発送する際も、配送ドライバーに一目で注意喚起ができるので安心です。 封かんテープ付きで作業効率も良く、開封テープも付いているので、ワンタッチで開封ができます。 環境配慮型の紙製クッション封筒や、水濡れや破れに強い耐水ビニールクッション封筒もあります。 |
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デメリット | 緩衝材が付いているため、クッション封筒自体に厚みがあります。 その分を考慮しないと、内容物の厚みによっては、メール便の規定サイズ外になる恐れがあります。 また、余裕を持って内容物を入れたい場合は、一つ大きめのサイズをおすすめします。 |
クッション封筒 一覧ページ
紙製クッション封筒 一覧ページ 耐水ビニールクッション封筒 一覧ページ
厚紙ビジネス封筒
厚紙(コートボール紙)製の、封筒型ケースです。
厚紙封筒、ビジネス封筒、レターケース、ビジネスレターケース、ビジネスバッグなどと呼ばれます。
メリット | 一般的な封筒よりも厚手で、内容物を保護することができる丈夫な厚紙封筒です。 同サイズのダンボール箱よりも安価で、封かんテープ付きなのでワンタッチで梱包できます。 他の封筒よりも強度が強いので、折れ曲がると壊れたり、困ったりするものの発送に最適です。 マチ用の折れ線が付いたタイプは、厚みのある書籍や、シワを作りたくないアパレル製品などにおすすめです。 裏面に開封誘導テープ付きのジッパー(ミシン目)が付いているので、開封もスムーズにできます。 |
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デメリット | 強度があるので折り曲げには強いですが、緩衝性は低いため割れ物には適しません。 割れ物の場合は、緩衝材の高いクッション封筒が最適です。 耐水性が低いので、内容物が水濡れしないよう個包装するか、耐水性の高い宅配ビニール袋や透明封筒(OPP袋・CPP袋)がおすすめです。 |
宅配袋・宅配封筒
宅配用に最適な、テープ付きの宅配紙袋です。
メリット | ダンボールよりも圧倒的に安く、封かんテープ付きで作業効率も抜群な製品です。 アパレル製品や雑貨、書籍など、破損の恐れがない内容物に最適です。 特に、化粧箱や靴箱など内容物が強度のある箱に入っている場合、ダンボールよりも宅配袋で梱包する方がコストダウンになります。 袋のサイズを調節できるので、宅配サイズを下げて配送コストを抑えることも可能です。 複数の形状があり、サイドマチ付き、底マチ付き、サイド・底マチ付きから選べます。 水濡れが気になる場合は、耐水タイプがおすすめです。 |
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デメリット | 破損の恐れがある内容物を入れる場合は、別途緩衝材で保護する必要があります。 |
宅配ビニール袋
水濡れや破れに強い、宅配ビニール袋です。
メリット | ポリエチレン製で水濡れや破れに強く、雨や雪に濡れても安心な製品です。 白・黒色の宅配ビニール袋は、内側がグレーになっているため、大切な中身が透けません。 アパレル製品や書籍はもちろん、耐久性に優れているので、重量や尖りのある形状などにもおすすめです。 封かんテープ付きで作業効率も良く、ダンボールや紙袋よりも低コストです。 表面がツルツルとした素材なので、受け取り手が送り状を剥がしやすく、ジッパー付きで開封も簡単にできます。 宅配ビニール袋という名称ですが、一般的にビニール袋と呼ばれるほとんどが、ビニールではなくポリエチレンやポリプロピレンからできています。 |
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デメリット | 製品の性質上、シワや折れが付いている恐れがあります。 緩衝性は低いので、内容物を衝撃から守りたい場合は、別途緩衝材で保護してください。 |
透明封筒(OPP袋)
ハリと光沢がある、透明な袋です。
メーカーによって、OPP袋、OPP封筒、透明封筒、ビニール封筒、フィルム封筒、クリア封筒、クリスタルパック、クリアパック、オーピーパック、PP袋など様々な呼び名があります。
メリット | 透明な袋のほとんどがOPPという素材のフィルムで作られており、包装材の中で最もシンプルで安価な製品です。 パリパリとした固い素材で、透明度が高く、加工しやすいのが特徴です。 DMや冊子の発送用によく使われ、中身が見えるため、開封前から魅力を伝えることが可能です。 耐久性・防水性・防湿性に優れているため、様々な用途で活躍します。 テープ無しの安価なタイプ、テープ付きの作業性が良いタイプ、空気穴や底マチが付いているタイプ、厚手で破れにくいタイプなど、種類が多いのも特徴です。 |
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デメリット | 破れにくいのが特徴ですが、袋の両サイド(横端)は引き裂き強度が弱く、裂けやすくなっています。 重量や尖りのあるものを包装する場合は、圧口の丈夫なタイプや、OPP袋よりも強度の高いCPP袋がおすすめです。 また、低温に弱いため、氷点下の場所では強度が落ちてしまい、破損する恐れがあります。 |
透明封筒(CPP袋)
表面が滑らかで、柔軟性のある透明な袋です。
OPP袋と同じく、透明封筒、ビニール封筒、フィルム封筒、クリア封筒などと呼ばれています。
メリット | OPP袋と似たような見た目ですが、CPP袋は引っ張り強度が高く、破れにくい製品です。 全体的に柔らかく伸びて、袋の両サイド(横端)にも強度があるので、厚みや角がある内容物に最適です。 透明度や光沢のあるOPP袋に比べ、CPP袋の透明度は若干低いです。 耐久性・防水性・防湿性に優れており、カタログのような重たいDMを送る場合にも、よく使われています。 |
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デメリット | OPP袋と同じく低温に弱いので、寒冷地や氷点下の地域での利用は、強度が落ちてしまうため、衝撃で袋が破れやすくなります。 |
【用途別】おすすめの封筒・宅配袋一覧
封筒・宅配袋はサイズや目的によって、選び方が変わります。
それぞれ用途別におすすめの封筒・宅配袋を紹介します!
他にも気になる梱包資材のメリット・デメリット
封筒・宅配袋にはメリットが盛りだくさん!
封筒・宅配袋は、ダンボールと比べてもコストが低く、梱包や開封もスムーズな製品です。
保管の際も場所を取らないので、作業スペースの確保にも◎
ぜひ活用してみてくださいね!