郵送で現金を送りたい場合は現金書留を利用することなっており、運送会社をはじめほかの方法で現金を送ることはできません。
そこで今回は、現金書留料金の一覧やオプション、現金書留料金を安く抑える方法などを詳しく紹介します。
現金書留の料金一覧
現金書留の料金は基本料金に480円を加算した金額で、損害要償額は10,000円までです。さらに、5,000円ごとに11円ずつ加算され、上限500,000円まで損害補要償額を増額できます。
現金書留の封筒は通常サイズと大型サイズがあり、21円で購入できますが、郵便局以外では販売されていません。また発送も郵便局からのみです。
定形郵便(25g以内)の現金書留料金
郵送できる現金の上限は決められていないため、封筒に入る金額であれば送付することが可能です。
定形郵便(25g)以内で送れる現金書留の料金の一例は次のとおりです。封筒を購入する場合は以下の送料合計に21円を加算します。
送金する金額 | 基本料金 | 現金書留料金 | 送料合計 |
10,000円 | 84円 (定形郵便25g) |
480円 | 564円 |
15,000円 | 491円 | 575円 | |
20,000円 | 502円 | 586円 | |
25,000円 | 513円 | 597円 | |
30,000円 | 524円 | 608円 | |
35,000円 | 535円 | 619円 | |
40,000円 | 546円 | 630円 | |
45,000円 | 557円 | 641円 | |
50,000円 | 568円 | 652円 |
このように、送金する金額が5,000円増えるごとに現金書留料金は11円ずつ増えます。
また、現金書留はお札だけではなく硬貨を送ることも可能です。そのため、送付する金額の重さが26gから50gになった場合は、上記の表の基本料金の84円が94円となります。
なお、紙幣と硬貨の重さは1枚あたり次のとおりです。
1円玉 | 5円玉 | 10円玉 | 50円玉 | 100円玉 | 500円玉 | 1,000円札 | 5,000円札 | 10,000円札 |
1.0g | 3.75g | 4.5g | 4.0g | 4.8g | 7.0g | 1g | 1.06g | 1g |
例えば50,000円を送る場合でも、10,000円札を5枚送る場合(5g)では基本料金は84円ですが、1,000円札を50枚送る場合(50g)は基本料金は94円となります。
定形外郵便
現金書留封筒は通常サイズと大型サイズがあり、大型サイズは定形外郵便となります。
- 普通サイズ:119×197mm(定形郵便)
- 大型サイズ:142×215mm(定形外郵便)
ご祝儀袋を使用する場合や、10,000円札を50枚を大型サイズの現金書留封筒を送る場合の
送料は次の通りです。
【定形外郵便物(規格内)】
重量 | 基本料金 |
50gまで | 120円 |
100gまで | 140円 |
150gまで | 210円 |
250gまで | 250円 |
500gまで | 390円 |
1kgまで | 580円 |
大型サイズの現金書留封筒を送る場合は、送金するお金の重さによって上記の基本料金が変わります、さらに金額によって定形外郵便の時と同様に現金書留料金も変わることになるため注意しましょう。
すべて10,000円札を使用した場合(祝儀袋未使用)の料金の一例は次のとおりです。
送金する金額 | 基本料金 | 現金書留料金 | 送料合計 |
10,000円 | 120円 (定形外郵便物・規格内) |
480円 | 600円 |
20,000円 | 502円 | 622円 | |
30,000円 | 524円 | 644円 | |
40,000円 | 546円 | 666円 | |
50,000円 | 568円 | 688円 | |
60,000円 | 579円 | 699円 | |
70,000円 | 590円 | 710円 | |
80,000円 | 601円 | 721円 | |
90,000円 | 612円 | 732円 | |
100,000円 | 623円 | 743円 |
現金書留と併用できるオプション料金
現金書留はそのまま送付する以外にも必要に応じてオプションを付けることが可能です。ここからは現金書留と併用できるオプションとその料金を紹介します。
速達
現金書留を使ってできるだけ早く現金を送りたい場合は、オプションとして速達のサービスを付けることが可能です。
現金書留は郵便局の窓口でしか発送できないため、発送時に速達を使用したい旨を伝えましょう。なお、速達の料金は250gまでが260円、1kgまでが350円です。
配達日指定
現金書留は配達する日を指定することも可能です。こちらも速達と同様に、現金書留を送付する際に窓口配達日指定を利用したい旨を伝えましょう。
料金は、平日を指定した場合は32円、土曜日・日曜日・休日を指定した場合は別途210円が必要です。
配達時間指定
現金書留は配達日だけではなく配達時間帯を指定することができます。配達時間帯は午前が8:00~12:00、午後が12:00〜17:00、夜間が17:00~21:00です。
料金は、250g以内が340円、1kg以内が440円です。
配達証明
配達証明は、その名の通り配達したことを証明するもので、現金書留を送った後、配達証明書が速達の郵便物として送り主のもとに届きます。
配達証明は350円で利用することが可能です。
現金書留の料金を安くおさえる方法
現金書留を送る場合、10,000円までは435円までの手数料で送ることができますが、10,000円を超える場合は5,000円ごとに11円が加算されます。そのため、現金書留の料金をできるだけおさえたい場合は10,000円までの送金にすることもひとつの手です。
ほかにも、現金書留の料金を安くおさえるためには次の点にも注意しましょう。
オプションサービスはきちんと見分ける
現金書留にはここまで紹介した速達や配達日指定などのオプションサービスを付けることができます。しかし、例えば普通郵便やゆうメールは土日休日の配送はありませんが、現金書留は土日も配達されます。
特別急ぎの場合や、送付先に配達日時を指定されていない場合はオプションサービスが必要かどうかをきちんと見分けて送付することで、現金書留の料金を安くおさえることができます。
硬貨を入れない
現金書留では硬貨を送ることも可能ですが、先に紹介したとおり1円玉を除いて硬貨は紙幣より重量があります。
そのため、現金書留の料金を安くおさえたいのであれば、できるだけ硬貨を入れないことが大切です。紙幣に関しても、10,000円を送る場合であればできるだけ10,000円札を使用し、1,000円札や5,000円札を使用しないほうが重量が軽くなり送料もおさえやすくなるでしょう。
まとめ
現金をそのまま送る方法は現金書留以外にはありません。現金書留は重さや送る金額によって送料が変わるため、できるだけ送料を抑えたい場合はあらかじめ重さや送金金額を確認しておきましょう。
現金は現金書留封筒でしか送れませんが、ほかのものを送るのであれば、送るものに適切な梱包資材を見つけることが大切です。「荷物にぴったりの梱包資材を見つけたい」「できるだけ安い梱包資材で荷物を送りたい」など、荷物の発送のことでお悩みなら、「ダンボールワン」の公式サイトをご覧ください。ダンボールや封筒をはじめ、様々な梱包資材の中から、お悩みに合ったアイテムをお探しします。お電話やチャット、お問い合わせフォームよからもぜひお気軽にご相談ください。