POPは購買意欲促進広告とも呼ばれ、街中で多く活用されています。ここでは、POPの解説をします。POPとは何か、POPが持つ役割、POPを使うときの注意点、POPの種類と効果的な設置場所を確認しましょう。
POPは「購買意欲促進広告」とも言われる
POPは「Point of purchase advertising」の略で、広告の一種です。「Point of purchase advertising」は購買時点広告の意味があり、消費者が商品やサービスを購入検討する場所に設置します。
POPは価格を伝えるだけでなく、商品の魅力を伝える役割も持つため「購買意欲促進広告」とも呼ばれます。
POPの役割
POPのおもな役割は4つです。
購買意欲を高める
POPの重要な役割は、商品やサービスの購入を促すことです。デザインで目を引き、消費者へ有益な商品情報を伝え、実際の購入につなげます。
例えば、店頭ののぼりで消費者の目を引き、店内へ誘致した後にプライスカードで魅力や値段を提示し、消費者の購買意欲を高めます。
商品のアピールができる
購入につなげるためには、商品やサービスを認知してもらう必要があります。そのため、店外のポスターやのぼりで、通行人や消費者へ商品アピールをすることもPOPの役割です。
飲食店ならば季節のメニューを用意していることを店外POPでアピールし、テーブル上のPOPで素材やこだわりなど具体的な魅力を伝えます。
商品の補足ができる
商品やサービスのこだわりを知るには、店員から説明を受けるのが望ましいです。しかし、すべての消費者に説明はできないので、POPで商品情報の補足をします。
雑貨店や激安量販店などは独自のPOPスタイルを確立し、スタッフからのおすすめポイントを記載する店舗もあります。
消費者が購入を決意するために知りたい情報を、POPを通して補足することが可能です。
店舗のイメージが作れる
POPは広告ですが、内装の印象を変えることにも役立ちます。
例えば、クリスマス商品をアピールする場合、POPのデザインもクリスマスらしくします。店頭や店内にクリスマスデザインのPOPを配置するだけで、レイアウトを変えずに季節感を演出することが可能です。
POPを使う際の注意点
POPを活用する際の注意点は以下の通りです。
使いすぎるとイメージが損なわれる
POPの乱用は、ブランドイメージを崩す危険性があります。特にシンプルさを重視した商品の場合、POPの乱用は情報過多になりブランドイメージを損ねかねません。
そのため、POPは多用するのではなく、イメージに合うよう効果的に配置しましょう。
わかりやすいものにする
POPは多くの客層が認知しやすいデザイン、字体、書き方にします。ただし、必要な情報を減らしすぎないように注意しましょう。
例えば、書店のPOPは作品のポイントを長文で書いたものも多いですが、文字色、サイズ、行間を工夫することで読みやすくなっています。
時期に合わせたものにする
店舗の印象を変えられるPOPだからこそ、時期に合わせたものを使いましょう。夏に売り出したい商品ならば、POPは涼しさや夏を意識したデザインが望ましいです。
季節ごとでほしい商品やサービスが変わるので、消費者の潜在的欲求を刺激し購買につなげましょう。
設置場所に適したものを使う
POPは様々な種類があるため、設置場所ごとに適したPOPを配置しましょう。
例えば、店外の壁面ならば面積が大きいのぼりやポスターが目立ちやすくおすすめです。一方で、商品棚であれば商品の邪魔をしない小さめのプライスカードや卓上POPが適しています。
POPの種類と設置場所
POPの種類とおもな設置場所は以下の通りです。
種類 | 設置場所 |
---|---|
卓上POP | テーブル 商品棚 |
プライスカード | 商品付近 |
ショーカード | 商品付近 |
のぼり | 店外 店舗入り口 |
サイン(看板) | 店外 店舗入り口 |
フロアPOP | 店内床 |
ポスター | 店外 店内 天井吊り |
タペストリー | 店外 店内 天井吊り |
電子POP | 商品棚 レジ横 |
デジタルサイネージ | 店外 店舗入り口 |
のぼり、ポスター、デジタルサイネージは集客に重点を置いたPOPです。通行人や消費者の興味を引く看板としての役割もあり、店内への誘致が目的です。
その後、消費者の購買意欲を高めるため、卓上POPやプライスカードで商品情報と魅力を伝えます。レジ横に電子POPを置き、おすすめ商品動画を流すことで会計待ちの追加購入を促す方法もあります。
まとめ
POPは「購買意欲促進広告」や「購買時点広告」の意味を持つ、広告の一種です。
おもな役割は商品アピールと店内への誘致、ほかにも商品情報の補足や内装イメージを作れることです。消費者の購買意欲を高めるために、わかりやすいPOPを心がけましょう。
ただしPOPは、のぼり、ポスター、プライスカード、卓上POP、電子POPなど種類が豊富なので、時期や場所に合わせた設置が重要です。