日本郵便の「スマートレター」は、A5サイズ以下の荷物を全国一律料金で送付できるサービスです。荷物だけではなく信書も同封できるため、ビジネス書類やコンパクトなギフトの発送にも便利です。本記事では、スマートレターの料金や送付方法、送達日数、送る際の注意点などを解説します。スマートレターの特徴を知って、有効利用してください。
スマートレターとは
スマートレターは、全国一律料金で送付できる日本郵便のサービスです。
利用するには専用の封筒が必要で、ポスト投かん、郵便窓口への差出しどちらも可能です。
また、手紙や招待状、許可書、請求書などの信書も送付できます。
ただし、現金および貴金属、爆発物、毒劇物等の危険物の送付には利用できません。
スマートレターのサイズと送料
スマートレターで送付可能なサイズは、厚さ2cmまでのA5サイズ(25cm×17cm)以下かつ重量1kg以内です。
送料は全国一律180円です。
スマートレターが購入できる場所
スマートレターは全国の郵便局をはじめ、コンビニエンスストア、切手類販売所でも購入できます。
スマートレターが購入できるコンビニは、以下の通りです。
- ローソン
- ミニストップ
- セイコーマート
なお上記コンビニエンスストアでも一部店舗では取り扱っていない場合もあるので、注意が必要です。
また、セブン-イレブンやファミリーマートの一部店舗でも取り扱いがあります。
さらに、郵便局のネットショップでもスマートレターを取り扱っています。
ただし20部セットでの販売となるので、注意してください。
スマートレターの利用方法
スマートレターの利用方法は、所定の封筒に送りたいものを入れて発送するだけと簡単です。
手順を見ていきましょう。
スマートレターを用意
まずは、前述の方法でスマートレターを購入します。
専用封筒以外での発送はできませんので、注意しましょう。
封筒には、相手先と自分の住所ならびに名前を記載します。
切手は不要です。
送りたいものを入れる
規定内に収まるものを、封筒内に入れます。
マチを広げるように組み立てると2cm以内の厚みのあるものも、入れやすいでしょう。
封筒の蓋部分についている両面テープをはがして封をすると、梱包終了です。
また、スマートレターの封筒は紙製なので、水濡れが心配なものはビニール袋等に入れておくと安心です。
発送
スマートレターは、郵便局の窓口か、郵便ポストから発送します。
集荷には対応していません。
また、封筒に破損や汚れがある場合や、切り取り、加工がされているものは引き受けできない場合があります。
万一スマートレターが汚れてしまっている場合は、手数料42円を払ったうえで郵便局の窓口で新しいものと交換してもらいましょう。
受取り
スマートレターは、郵便受け投函(非対面)です。
郵便受けに入らない場合は、不在配達通知書を投函したうえで持ち帰る可能性があります。
また、スマートレターを発送してから投函までの日数は、土曜日・日曜日・祝日を除き、差出日の翌々日以降とされています。(宛先の地域により異なります)
スマートレターの送達日数は「大型郵便物」と同様なので、確実な送達日数を知りたいときは、公式サイトで調べてみるといいでしょう。
ただし上記のお届け日数は目安で、天候ならびに引き受け締め切り時刻などによって異なります。
心配な場合は、郵便局の窓口で確認してください。
スマートレターはコンビニからでも送れる?
スマートレターは、コンビニのレジからは発送できません。
レジでスマートレターを販売しているコンビニでも引き受けはできませんので、注意してください。
なお、コンビニ内に郵便ポストを設けている店舗であれば、ポスト投函が可能です。
スマートレターを送る注意点
便利なスマートレターですが、利用にはいくつかの注意点があります。
あらかじめ確認したうえで利用してください。
オプションサービスは付けられない
スマートレターでは、速達をはじめとするオプションサービスは利用できません。
配達日指定、本人限定受け取りなども不可のため、そういったオプションサービスを使いたい場合は定形郵便や定形外郵便などを使うようにしましょう。
土日祝日は配達がない
スマートレターは、土曜日・日曜日・祝日の配達は行われません。
発送してから投函までの日数は差出日の翌々日以降とされていますが、土曜日・日曜日・祝日にかかる場合はその限りではありません。
ご注意ください。
追跡・補償がない
追跡サービスならびに補償がないのも、スマートレターの特徴です。
万一配送途中に事故があった場合でも損害賠償はされないため、貴重品や貴金属類は送付しないようにしましょう。
海外には送れない
スマートレターは、国内向けのサービスです。
そのため、海外への送付は不可です。
まとめ
180円で荷物ならびに信書を送付できるスマートレターは、小物の発送に便利なサービスです。
専用封筒は郵便局のほかコンビニでも手に入るため、手軽に利用できるのもメリットでしょう。
その一方で、追跡や補償がない側面もあります。
メリットとデメリットを知ったうえで、利用してください。