育てていた植物が枯れてしまったり、反対に植物が成長して大きな植木鉢へ植え替えが必要になったりして、不要な植木鉢が出てくるケースは少なくありません。では、不要になった植木鉢はどのように処分すれば良いのでしょうか。
そこで今回は、植木鉢の捨て方や、植木鉢を捨てる場合の注意点、植木鉢を捨てずに処分する方法などを解説します。
植木鉢の捨て方5選
一口に植木鉢といっても、陶器やプラスチックなどその材質は様々です。ここでは、植木鉢の材質も考慮した上での植木鉢の捨て方を5つ紹介します。
可燃ごみ
木製やプラスチック製の植木鉢の場合は可燃ごみとして捨てられます。多くの自治体では30cm角以内のものであれば可燃ごみとして捨てられることになっています。各自治体の指定するゴミ袋に入れて集積所に運びましょう。
30cm角を超えるような植木鉢でも、木製やプラスチックであればのこぎりといった道具を使って解体すれば可燃ごみとして捨てることができるでしょう。
不燃ゴミ
陶器や金属でできた植木鉢は不燃ゴミです。可燃ごみと同様にこれらの素材の植木鉢も自治体が指定するサイズ内であれば不燃ゴミとして捨てることができます。
大きな陶器や金属の植木鉢であっても、自治体の指定するサイズに解体できれば不燃ゴミとして捨てられますが、陶器や金属を解体する際は破片が飛び散るなど危険な場合もあるため、できれば粗大ゴミとして処分することをおすすめします。
粗大ゴミ
例えば30cm角以上など、自治体が指定する可燃ごみや不燃ゴミのサイズに収まらない大きな植木鉢は粗大ゴミとして処分しましょう。
自治体によって処分の方法は様々ですが、一般的にはまず粗大ゴミの処理施設で予約をし、サイズに応じて金額が異なる「手数料納付シール」を購入します。決められた日時にシールを貼って集積所に置いておくという流れになるでしょう。自治体によっては持込み可能な場合もあります。
また、最近では手数料をオンライン決済できる自治体も増え、その場合はシールを購入する必要はなく、受付番号を書いた紙を粗大ゴミに貼り付けておきます。
不用品回収業者
できるだけ早く植木鉢を処分したいと考えているのであれば、不用品回収業者に依頼する方法もあります。インターネットや電話で予約をすれば、比較的スピーディーに回収してもらえるでしょう。
ただし、不用品回収業者に依頼する場合は、「トラックの荷台に入るぶんだけで〇〇円」といった方式になっているケースも多いため、植木鉢1個だけを処分する場合は、回収費用が割高になることが多いでしょう。処分したい植木鉢が大量にあったり、植木鉢以外にも処分したいものがある際に利用する方法がおすすめです。
花屋の回収
一部の花屋さんでは、植木鉢の回収サービスを行っています。特に胡蝶蘭の植木鉢は比較的多くの店舗で回収を行っています。
回収費用の目安としては1,000~2,000円程度が相場でしょう。最寄りの花屋さんがあれば、回収サービスを行っているか聞いてみるとよいでしょう。
植木鉢を捨てる場合の注意点
植木鉢を捨てる場合には注意すべき点があります。正しい方法でない場合は処分してもらえない可能性があるため、次の点には注意しましょう。
土や石などは一緒に捨てられない
植木鉢を捨てる際は、中に入っている土や石は一緒に捨てられません。片手で持てる程度であれば、可燃ごみあるいは不燃ゴミとして自治体で収集してもらえる可能性があります。
ただし、自治体によっては土や石などを捨てられない場合もあるため事前に確認しておくことをおすすめします。自治体が土や石などの回収を行っていない場合は、不用品回収業者へ依頼する方法がもっとも手っ取り早い方法といえるでしょう。
われものとわかるようにする
陶器やガラスでできている植木鉢を捨てる場合は、われものであることがわかるよう
ゴミ袋に入れて「われもの」と書いたり、植木鉢本体にシールを貼るなど、「われもの」とわかるように記載しましょう。
「われもの」の記載がなく、植木鉢が破損した状態の場合、回収時に作業員の方がケガをしてしまう可能性があるため、必ず「われもの」とわかるようにしましょう。
鉢を保護する
陶器やガラスの植木鉢で割れてしまっているものや、サイズが大きかったため小さく砕いた場合には、布や新聞紙に包んだり、紙袋に入れたりするようにしましょう。その際にも、「われもの」や「われもの注意」といった記載をわかりやすい部分にしておきましょう。
軍手などで作業する
植木鉢を処分する際は、軍手やゴム手袋など手を保護した状態で作業を行いましょう。特に割れてしまっている植木鉢はケガをする可能性もあるため、素手での作業はおすすめできません。
また、植木鉢に人体に危害を加える可能性のある虫がくっついていたり、土を素手で触ることで肌荒れを起こしたりする可能性もあるため、手を保護した状態で作業しましょう。
植木鉢を捨てずに処分する方法
欠けたりひびが入ったりしておらず、まだ使用できる植木鉢であれば捨てずに処分できる可能性があります。ここからは、植木鉢を捨てずに処分する方法を紹介します。
リサイクルショップに持っていく
状態の良いものや、古い陶器の植木鉢のものは、価値がつくものがあります。とくに植木鉢の底に刻印や作者の名前が入っているものの場合は、骨董品として扱われるかもしれません。
骨董品のような古いものでなくとも、状態が良かったりデザイン性が高いものなどは買い取ってもらえる可能性があます。まずはリサイクルショップに植木鉢の買い取りを行っているかを確認した上で、買い取りに対応している場合には持ち込んでみるとよいでしょう。
フリマやオークションに出す
植木鉢はフリマアプリやオークションサイトに出品することも可能です。骨董品やデザイン性の高いもの、アンティーク調のおしゃれな植木鉢などは実際に取引が行われています。
「捨てるにはもったいない」「処分費がかかることは避けたい」と考えるのであれば、フリマアプリやオークションサイトに出品することも検討してみましょう。
寄付する
幼稚園や学校、福祉施設などでは、植物を育てるために植木鉢の寄付を受け付けているケースもあります。ホームページに寄付を受け付けている旨の記載がなくても、寄付を歓迎される場合もあるため、最寄りの施設に問い合わせをしてみるとよいでしょう。
植木鉢をメルカリに出すポイント
ユーザー数が多く、オークションよりもすぐに売れる可能性があるメルカリは、植木鉢を売りたい方にはぴったりの方法です。
ここからは、植木鉢をメルカリに出すポイントを紹介します。
梱包方法
綺麗な状態に掃除をした植木鉢は、まずプチプチで梱包します。外側だけではなく内側までしっかりとプチプチで包みましょう。
プチプチで包めたら、植木鉢のサイズに合ったダンボール箱に入れ、さらにプチプチや新聞紙、その他緩衝材を使って箱の中の隙間を埋めます。プラスチックや金属製など割れにくい植木鉢であれば、巻きダンボールを使用する方法もひとつの手です。
最後に、ダンボール箱にクラフトテープなどで封をすれば完了です。「われもの注意」のシール外側に貼ればさらに注意喚起ができ、配送業者の担当者にもわかりやすいでしょう。
発送方法
植木鉢の大きさにもよりますが、植木鉢をメルカリで発送する場合は、基本的に次のいずれかの方法になるでしょう。
- 宅急便(らくらくメルカリ便)
- ゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)
- 定形外郵便(規格外)
宅急便(らくらくメルカリ便)の場合もゆうパック(ゆうゆうメルカリ便)の場合も、植木鉢であれば、ほとんどのサイズ(60~200サイズ)の箱に収まるでしょう。それほど大きくない植木鉢であれば定形外郵便(規格外)で送れるものもあります。定形外は3辺合計90cm以内(3辺のうち1辺の長さは60cmまで)、最大で4kgまでとなるため、梱包後の大きさや重さには注意が必要です。
植木鉢を梱包するおすすめ資材
植木鉢を梱包する際には、次のような資材があると便利です。
- プチプチ
- われもの注意シール
- ストレッチフィルム
- 巻きダンボール
- ダンボール
梱包資材をネット通販でお探しであれば、ダンボール・梱包材通販サイト6年連続No.1(※)の、ダンボールワンがおすすめです。
ここからは、ダンボールワンで購入できる資材の中から、植木鉢を梱包する際におすすめの資材の一部を紹介します。
※ダンボール・梱包材専門通販ECサイト 東京商工リサーチ調べ(2023年9月時点)、※売上・ユーザー数・注文件数・レビュー数
プチプチ エコハーモニー ロール 再生原料(幅600mm×42m巻・H37)
600mm×巻き42m(製造誤差10mm程度)のプチプチロールです。再生原料を使用した環境に優しいプチプチで、低コストでありながら定番のプチプチよりも強度が高くなっています。60cm幅のため、植木鉢の梱包にも適しています。
1巻から購入が可能で、送料は北海道・沖縄・離島や一部商品を除いて無料。15時までのご注文で当日出荷が可能です。
われもの注意シール 58×115mm(100シート入)
幅58mm×115mmのわれもの注意シールです。わかりやすい目立つデザインで、配送中に荷物を大切に扱うように促す効果があります。1枚の台紙に裏表で2枚のシールがついているため、たっぷり使うことができます。
100シートから購入が可能で、100シート入は別途送料が500円(税込)かかります。1000シートの場合は、北海道・沖縄・離島や一部商品を除いて送料無料です。また、15時までのご注文で当日出荷が可能です。
ミニハンディラップ 15μ(幅100mm×150m巻)ハンドルセット
梱包に便利なミニサイズのハンディラップです。サイズは100mm×150m巻きで、片手でくるくる巻けるため作業性に優れています。植木鉢を箱の底のサイズに合わせた板ダンボールに巻きつけると箱の中で植木鉢を固定することも可能です。
サイズは500mlのペットボトルと同じ程度のコンパクトさで、1セットから購入できます。送料は、1巻き入りは別途500円(税込)で、その他は北海道・沖縄・離島や一部商品を除いて無料。15時までのご注文で当日出荷が可能です。
巻きダンボール (かため・T-2)幅300mm×25m巻
幅300mm×25m巻の巻きダンボールです。強度の強い中芯を使用しており、25mという小巻のため、保管にも場所をとりません。片面がダンボールなので大型の植木鉢の梱包や保護にも便利です。
1本から購入が可能で、北海道・沖縄・離島や一部商品を除いて送料無料です。また、15時までのご注文で当日出荷が可能です。
【宅配100サイズ】高さ変更可能ダンボール箱
3辺の合計は99cm(内寸:長さ375×幅285×深さ285mm)で、厚さは5mm。宅配80~100サイズに対応したダンボール箱です。切り込みを入れない状態の場合は高さが303cmですが、切り込みを入れることで高さを103mまたは203cmに変えることができます。植木鉢以外のものを配送する際にも便利です。また、外側からは見えない部分に当社の広告が入っているぶん、無地のダンボールよりも低価格になっている点もポイントです。
色は茶色で、10枚から購入できます。送料は北海道・沖縄・離島や一部商品を除いて無料で、15時までのご注文で当日出荷も可能です。
【宅配160サイズ】ダンボール箱(DA010)
3辺の合計は154cm(内寸:長さ600×幅400×深さ500mm)で、厚さは5mm。宅配160サイズに対応したダンボール箱です。10年以上販売を継続中の人気規格「DAシリーズ」で、安心の国産品質です。
色は茶色で、10枚から購入可能。送料は北海道・沖縄・離島や一部商品を除いて無料で、15時までのご注文で当日出荷も可能です。
まとめ
植木鉢は材質やサイズによっては可燃ごみや不燃ゴミとして捨てることができます。しかし、自治体によっては粗大ゴミの扱いになることもあります。急ぎで処分をしたい場合は不用品業者に依頼する方法もひとつの手です。また、花屋で回収を行っている場合もあります。
さらに、状態の良いものやめずらしいもの、デザイン性に優れているものであれば、リサイクルショップで買い取ってもらえたり、フリマアプリやオークションサイトで売ることも可能です。
「フリマアプリに植木鉢を出品したいけど梱包が心配」「植木鉢の安全な梱包方法がわからない」など、植木鉢の梱包のことでお悩みなら、「ダンボールワン」の公式サイトをぜひご覧ください。ダンボールはもちろん、プチプチ(緩衝材)、巻きダンボールなど、様々な梱包資材の中からお悩みに合ったアイテムが見つかります。お困りごとがあれば、お電話やチャット、お問い合わせフォームよりぜひお気軽にご相談ください。
![](https://www.notosiki.co.jp/cms/resource/uploads/2022/04/dan-bn-1.png)