クレジットカードを新しく作ったり更新したりしたとき、新しいカードが本人限定受取で届くことがあります。本人限定受取郵便は、宛名の本人だけが受け取れる郵便です。本記事では、本人限定受取郵便の種類や受け取り方法などについて紹介します。注意点やどんなときに送られてくるのかも併せて解説しますので、参考にしてください。

本人限定受取郵便とは

本人限定受取郵便とは、郵便物の宛名に記載された名宛人、もしくは差出人が指定した代理人に限定して郵便物を渡すサービスです。そのため、受け取りの際には本人確認書類を提示する必要があります。
本人限定受取郵便には、本人確認のレベルや配達サービスの有無、差出人へ本人確認情報を伝達するかどうかなどによって、3つの種類があります。

本人限定受取郵便の種類

本人限定受取郵便は基本型、特例型、特定事項伝達型の3つの種類があります。
サービス内容の違いは以下の表のとおりです。

本人限定受取郵便の料金

本人限定受取郵便の利用料は、通常の送料に210円の追加で利用できます。
ただし、荷物は一般書留（ゆうパックの場合はセキュリティサービス）のオプションを付ける必要があるため、送料は基本料金＋一般書留料金＋本人限定受取郵便（210円）となります。

本人限定受取郵便の受け取り方

本人限定受取郵便で送られてきた荷物の受け取り方は、3つの種類によって異なります。

基本型

郵便局から本人限定受取郵便の到着通知書が名宛人へ送られます。
名宛人の本人が本人確認書類、印鑑（サインでも可）、到着通知書を持参して郵便窓口へ行くことで、受け取れます。本人確認書類となるものについては、上記の表を参考にしてください。

特例型・特定事項伝達型

基本型と同じく、郵便局から到着通知書が送付されます。
通知書に記載されている郵便局へ連絡をしたのち、郵便局窓口で受け取るか、もしくは自宅へ配達をしてもらいます。受け取りのときは本人確認書類、印鑑（サインでも可）、到着通知書（配達のときは不要）が必要です。
本人確認書類となるものについては、上記の表を参考にしてください。

本人限定受取郵便の注意点

本人限定受取郵便を利用する際には、発送時と受取時に注意しなくてはいけない点があります。
重要な書類等を扱うため、以下の点に気をつけましょう。

発送時

本人限定受取郵便を発送する際、基本型の場合は郵便物の表面の見やすいところに赤字で「本人限定受取」と記載します。また、特例型の場合は「本人限定受取（特）」、特定事項伝達型の場合は「本人限定受取（特伝）」と記載してください。
発送手続きをすると、本人限定受取郵便とわかるよう、郵便局で荷物の表面中央に赤い二本線が引かれます。
発送者が大量に本人限定受取郵便を送る場合は、事前に荷物の表面に赤い二本線を印刷しておいても良いでしょう。

受取時

本人限定受取郵便を受け取る際は、封筒に記載されている名宛人の住所または郵便窓口でのみ受け取りが可能です。受け取り時には、郵便局の窓口で本人確認書類のコピーを取られたり、配達で本人確認書類の記号番号を記録されたりします。これらを拒否すると受け取りができない場合があるため、注意しましょう。

本人限定受取郵便が送られてくるのはどんなとき？

突然、本人限定受取郵便が届いたと通知があると、心当たりがなくてびっくりする人も多いのではないでしょうか。本人限定受取郵便が送られてくるのは、おもにキャッシュカードやクレジットカードが郵送されるときです。

また、それ以外にも登記や裁判書類といった重要書類など、確実に本人に届く必要があるときに本人限定受取郵便は利用されます。

まとめ

本人限定受取郵便の内容や受け取り方法などについて紹介しました。
普段、あまり使うことがないサービスなので、突然届くと驚いてしまいますが、重要な荷物を確実に送るための発送方法です。通知が来たときには、本人確認書類を忘れずに、しっかりと受け取れるようにしましょう。

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