遠方に住んでいる人や、リモートワークで直接会えない人にお祝いやお礼の商品券を郵送する場合、送り方に迷われる方もいるのではないでしょうか。本記事では商品券に最適な郵送方法を解説します。商品券を送るときの注意点やマナーなども併せて紹介するので、参考にしてください。
商品券の郵送方法
商品券は信書や現金ではないので、現金を送るときほどの規制はありません。しかし、現金と同じように使えるものなので、なるべく追跡サービスや補償が付いている郵送方法を選ぶと良いでしょう。商品券を送ることができる郵送サービスは以下のとおりです。
書留
書留は、通常の郵便物の送料に追加料金を支払うことで、追跡サービスと補償を付けることができるオプションです。書留には一般書留、現金書留、簡易書留の3種類がありますが、商品券は現金書留では利用できません。
ここでは一般書留と簡易書留について説明します。
一般書留
一般書留は通常の送料に加えて435円を支払うことで利用できます。
例えば100gの郵便物を定形外郵便で送る場合、送料140円に加えて一般書留料金が435円かかるので、合計は575円です。また、一般書留のオプションには追跡サービスのほか、10万円までの補償も付いています。
10万円以降は補償額5万円ごとに21円を追加することで増額でき、最大500万円までの補償を受けることも可能です。
とくに高額な商品券を送る場合に最適な発送方法でしょう。
簡易書留
簡易書留は通常の送料に加えて320円を支払うことで利用でき、追跡サービスのほか5万円までの補償が付いています。ただし簡易書留の追跡は、引き受けと配達の記録のみなので注意しましょう。
例えば100gの郵便物を定形外郵便で送る場合、送料140円に加えて簡易書留料金が320円かかるので、合計は460円です。
一般書留とは違って補償額を5万円より上げることができないため、5万円以下の商品券を送るのに適しています。
ゆうパック
170サイズ以下、重さ25kgまでの荷物を送ることができるサービスで、追跡と30万円までの補償が付いています。最小サイズは縦14cm×横9cmのなので、これよりも大きな封筒に入れれば発送できます。
送料は、例えば関東から関東へ送る場合、60サイズで870円です。
また、380円のセキュリティサービスをオプションとして付ければ、30万円から50万円に補償額を上げることもできます。30万円を超える商品券の場合はゆうパックでの発送がおすすめです。
レターパック
レターパックはA4サイズ(縦34cm×横24.8cm)、4kgまでの荷物や信書を送れるサービスです。
厚さに制限がないレターパックプラスと、厚さ3cmまでのレターパックライトがあります。
送料はレターパックプラスが520円、レターパックライトが370円です。
追跡も付いているため、お祝いやお礼の商品券であればレターパックライトで問題なく送れるでしょう。
しかし、レターパックは補償が付いていないため、高額な商品券を送る場合には補償が付いている送り方を選ぶのが安心です。
商品券を送れない発送方法
下記の発送方法では商品券を送ることができません。
発送方法を選ぶ際には注意しましょう。
現金書留
現金書留は現金を送るときのみ利用できるサービスです。そのため、現金書留で商品券を送ることはできません。書留のオプションをつけるときは、一般書留か簡易書留を利用するようにしましょう。
ただし、現金を同封すれば現金書留として送ることも可能です。その場合は、現金と商品券を合わせた金額での補償となります。
宅配便・宅急便
ヤマト運輸の宅急便や佐川急便の飛脚宅配便などでは現金や小切手、商品券などの有価証券を送ることができません。現金や商品券を送る場合は、日本郵便の該当する郵送サービスを利用しましょう。
商品券を送れるがおすすめできない発送方法
定形郵便や定形外郵便、ゆうメールといった日本郵便のサービスでも商品券を送ることは可能です。
しかし、追跡サービスや補償が付いていないため、誤配送や紛失があった場合に対応ができません。
商品券を送るときは、できるだけ追跡サービスや補償が付いている発送方法を選ぶか、書留のオプションを付けるようにしましょう。
もし少額の商品券で追跡サービスのみ利用したい場合は、特定記録というオプションがおすすめです。
特定記録は基本の送料に加えて160円を支払うことで利用でき、Web上で配達状況を確認できたり、配達完了のメール通知を受け取れたりします。補償までは不要だというときに便利です。
商品券を郵送する場合の注意点
商品券を送る場合、気をつけなくてはいけない点がいくつかあります。
下記の点に注意しましょう。
包装・のしをする
お祝いやお礼などで商品券を送る場合は、そのままを封筒に入れるのではなく、包装したり、のし紙を付けたりしましょう。なお、のし紙は目的によって種類が分かれるため、不安なときは商品券を購入した店舗で聞くか、調べるようにしてください。間違えてしまうと失礼にあたることもあるので、注意が必要です。
ダンボールワンでは商品券を郵送するのに適した大きさの封筒を豊富にご用意しております。定形郵便として発送可能です。
防水梱包をする
配送中に商品券が汚れたり破損したりしないよう、しっかりと梱包することが大切です。
特に配送中は雨による水濡れが起きる可能性もあります。
防水性のある封筒に入れるか、OPP袋などに入れてから封筒に入れるなど、必ず防水対策をしましょう。
ダンボールワンでは透明度の高いOPP袋を豊富にご用意しております。便利な封かんテープ付きです。
失礼にならないかを考える
商品券を贈ることが失礼にあたる場合もあります。
例えば目上の人に対して現金やお金に類するものを贈るのは失礼だとされる場合があります。
また、現金や商品券を頂戴したお礼として相手へ商品券を贈答するのも、同じく失礼にあたります。
さらに、金額がわからない贈り物のお返しに商品券を贈るのも避けたほうが良いでしょう。
一般的に贈り物をもらった場合のお返しは、もらったものの半額程度とされています。
そのため、実際に半額程度かがわからないまま商品券をお返しするのは避けたほうが安心です。
まとめ
商品券を送るときの郵送方法と適さない発送方法、注意点などを紹介しました。
商品券は現金と同じように使えるので、できるだけ追跡や補償が付いている発送方法を利用するのがおすすめです。特にお祝いやお礼であれば、少し送料が高くなっても安心して発送できる方法を選びましょう。