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梱包のプロが教える!失敗しない緩衝材の選び方
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【プロが教える】失敗しない緩衝材の選び方

荷物を梱包する際に使われる緩衝材には、用途に応じて様々なものがあります。
「梱包したいけど、どんな緩衝材を使ったら良いのか分からない」や「あの緩衝材の名前が分からない」といったお悩みはありませんか?
緩衝材は梱包する品物に合ったものを選ぶことで、高い緩衝効果を得ることができます。
反対に、間違った組み合わせで使用すると、しっかり梱包したつもりでも破損や水濡れしてしまうこともあります。
緩衝材にはどのようなものがあり、何に使うのが適切なのかを知ることが重要です。
ここでは、緩衝材の種類や選び方を紹介します。
それぞれの緩衝材の知識を深め、失敗なく梱包できるようになりましょう。

緩衝材とは

緩衝材とは

緩衝材とは、外部からの衝撃や、梱包した品物同士がぶつかり合う時の衝撃を緩和する資材のことです。
緩衝材にはおもに「衝撃から守る」「箱の隙間を埋める」「水濡れや湿気から守る」といった役割があります。役割によって使う緩衝材は異なりますが、全体的にクッション性が高く、軽くて防水性がある資材が多く使われています。また、何度も繰り返し使えるエコな仕様や、廃棄・処分が簡単といった特徴も、選ぶ際に考慮したいものです。

緩衝材の種類

緩衝材には様々な種類があり、特徴や梱包する品物の向き不向きがあります。
ここでは代表的な12種類の緩衝材を紹介します。緩衝材のメリットが最大限活かせるよう、適切に選ぶようにしましょう。

プチプチ・エアーキャップ・気泡緩衝材

粒状の気泡を閉じ込めた定番の緩衝材で、「エアーパッキン」や「エアークッション」とも呼ばれています。
非常に軽く、カットすれば大きさも自由に変えられるので、品物を包んだり巻いたり、また隙間を埋めるのにも使われます。価格も安価なためコスパを重視したい場合にも最適です。

紙製緩衝材

おもに再生紙を使用した紙製の緩衝材で、クシャクシャに丸めて隙間を埋めるために使われます。
非常に安価でコストがかかりませんが、クッション性は高くないため、あくまで補助的な緩衝材です。
また、水に弱いので、冷蔵・冷凍の品物には不向きです。

エアー緩衝材

空気を入れたビニール製の緩衝材で、「エアークッション」や「エアーピロー」とも呼ばれています。
クッション性が非常に高く、プチプチより強度があります。
また、空気を抜いて簡単に廃棄できるという特徴があるいっぽう、空気を入れるのに専用の機械が必要というデメリットがあります。
様々な大きさのものがありますが、基本的に品物を包んだり巻いたりするのではなく、隙間を埋めるために使われます。

バラ緩衝材・発泡緩衝材

合成樹脂(ポリエチレン・ポリスチレン)やコーンスターチを主原料とした、まゆのような形の緩衝材です。ばらばらで使う場合と、一定量をビニール袋に入れて使う場合があります。
エアー緩衝材よりもひとつひとつが小さいため、どんな形の品物でもしっかり隙間を埋められます。
ただ、ダンボールの中で品物と一緒に動いてしまうこともあるので、品物の固定には向いていません。

ミラーマット・ポリエチレンシート

発泡ポリエチレンを原料にしたシートで、「発泡シート」とも呼ばれています。
非常に柔らかく薄いため、食器やガラス製品などの割れ物を包む際に使われます。
また、断熱性や保温性、防水・防湿性にも優れています。
ほかの緩衝材より単価が高いため、ダンボールの隙間埋めのように大量に使用するのは向いていません。

紙パッキン

紙を細くカットした緩衝材で、「ペーパークッション」とも呼ばれています。
カラーバリエーションが豊富で見栄えも良いため、プレゼントのラッピングによく使われます。
軽い品物の梱包には向いていますが、クッション性はあまり高くないため、精密機器や壊れやすいものには向いていません。

薄葉紙(うすようし)

薄い紙の緩衝材で、「ラッピングペーパー」や「ワックスペーパー」とも呼ばれています。
紙パッキンと同じようにカラーバリエーションが多く、高級感もあるため、プレゼントの包装に使われることが多いです。ただ、薄い紙なので耐水性に乏しく、とがったものを梱包すると破けてしまうこともあります。

フルーツキャップ

ポリエチレン製の紐を網目状にしたもので、「ネットキャップ」や「保護ネット」とも呼ばれます。
伸縮性があり、果物やワインボトルなどにかぶせて使います。
網目状なので通気性に優れており、果物の腐食を防ぎつつ、傷から守ることができます。
無理に伸ばすと切れてしまうので、余裕のある大きさで使うようにしましょう。

保冷エコクッション

紙を主原料としたクッション材で、保冷効果があるのが特徴です。
ダンボールで海産物や肉など、保冷が必要なものを送るときに最適です。
発泡スチロールの箱よりも価格が安く、かさばらないのがメリットですが、ダンボールの箱のサイズに合わせて作られているので、大きさの違う箱への流用はできません。
また、紙製品なので発泡スチロールのように水や氷を入れることはできません。

巻きダンボール

ダンボール素材で、箱のダンボールよりは薄く柔らかい緩衝材です。
ダンボールに入らないような大きなものを巻いたり、大型家具や絵画などを包む際によく使われます。
ミラーマットよりは強度がありますが、クッション性は高くないので壊れ物には不向きです。

梱包用ラップ

ポリエチレン製の透明な樹脂フィルムで、板ダンボールと品物を一緒に巻きつけることで、しっかりと固定できます。
品物が空中に固定されるので衝撃にも強く、化粧品やアクセサリーなどの梱包によく使われています。
また、自己粘着性があり、フィルム同士が密着するので、パレットに積んだ荷物を固定し、荷崩れを防ぐこともできます。

エッジボード

品物や品物が入った箱の角を保護する緩衝材で、「コーナーアングル」や「コーナーパット」とも呼ばれます。厚紙やダンボール、発泡スチロールなど様々な素材があり、クッション性が高いため、重さのある電化製品や家具、精密機器などによく使われます。
また、PPバンドが製品や箱に食い込むことを防ぐ役目もあります。

緩衝材の選び方

これまで緩衝材の種類を紹介しましたが、ではどのような品物にどの緩衝材を使えばいいのでしょうか。
ここでは、品物別のおすすめの緩衝材を紹介します。

小物

小物

アクセサリーや化粧品、CDなどの小物類を梱包する際には、なるべく小さなものにもフィットする緩衝材がおすすめです。
プチプチミラーマットは品物の大きさに合わせて自由にカットでき、壊れる心配があるものは二重、三重に巻くなど応用も可能です。
これらに包んだあと、箱に入れてエアー緩衝材やバラ緩衝材で隙間埋めをすると、より安心です。
また、プレゼント用にする場合は、紙パッキンや薄葉紙を使うのもおすすめです。

日用品

パソコンや日用品

小型電化製品のように破損が心配な商品は、プチプチやミラーマットでしっかり包むのがおすすめです。
また、スポーツ用品やペット用品といった割れる心配のない日用品は、薄葉紙などで包んでダンボールに梱包すると良いでしょう。
梱包用ラップでダンボールに固定すると、隙間埋めの緩衝材を使わずに済み、コストが抑えられます。

アパレル

アパレル

洋服や靴、バッグなどのアパレル商品は、破損の心配が少ない品物です。
そのため、バラ緩衝材やエアー緩衝材で厳重に梱包する必要性はあまりありません。
そのかわり、水濡れはできるだけ避けたいので、紙素材のものではなく、プチプチやミラーマットなど防水効果のある緩衝材で梱包するようにしましょう。

食品

野菜や果物食品

野菜、肉、魚などの食品や冷凍食品は、水滴が出るので、水濡れの可能性があります。
そのため、紙緩衝材や薄葉紙など紙製品の緩衝材は避けるようにしましょう。
保冷が必要なものは、保冷エコクッションと耐水ダンボールの併用がおすすめです。
また、野菜や果物など、表面に傷をつけたくない場合は、フルーツキャップを使うときれいな状態で梱包できます。

割れ物

割れ物

食器やワインボトルなどの割れ物は、特に注意が必要な品物です。
雑な梱包をしてしまうと、割れや破損の危険があります。
プチプチやミラーマット、フルーツキャップなどクッション性の高いもので包んだあと、エアー緩衝材と一緒に箱に入れるようにしましょう。
バラ緩衝材は箱の中で品物と一緒に動いてしまう可能性があるので向いていません。

本

本や雑誌、カタログなどは割れ物ではないので、場所を取るエアー緩衝材やバラ緩衝材は過剰包装になってしまう場合があります。
水濡れ対策として防水性のあるプチプチに包んだり、固定と防水対策を兼ねて梱包用ラップを使うと良いでしょう。

大型の物

大型の物

大型の電化製品や家具、絵画など大きな品物は、サイズに合わせたダンボールに入れるのが難しいかもしれません。
そのため、プチプチや巻きダンボールなどで品物を直接巻いて梱包しましょう。
角のあるものの場合は、エッジボードを使うことで破損を防げます。
プチプチは気泡が大きなものを使用すれば、重量がある品物にも耐えられるクッション性を得ることができます。

緩衝材で梱包する際の注意点

せっかく緩衝材を使っても、雑だったり間違ったやり方をしたりすると、破損してしまう可能性があるため、丁寧に梱包するようにしましょう。

緩衝材で梱包する際の注意点

こわれものは露出しないように包む

食器などの割れ物やアパレル品の装飾など、こわれやすいものは露出しないようしっかり梱包することが大切です。
少しでも露出した部分があると、そこから割れてしまったり、ヒビが入ってしまう原因になります。
コップの取っ手やワイングラスの足の部分など、細いところは緩衝材を厚めに巻いて、衝撃から守ります。
また、尖ったものを梱包するときは、紙やエアーの緩衝材だと突き破ってしまうこともあるため、尖った先の部分は巻きダンボールやミラーマットなどで保護すると良いでしょう。
丁寧に梱包し、品物のすべてが緩衝材で覆われているようにしましょう。

しっかり密着させて包む

品物と緩衝材がしっかり密着できておらず、隙間があると、品物が動いて破損に繋がる可能性があります。
プチプチやミラーマットなどもただ包むだけでなく、しっかりとテープで留めて、梱包が外れてしまわないよう気をつけましょう。
また、エアー緩衝材やバラ緩衝材も少なめに入れると動いてしまうので、ダンボールの中で動かないよう、多めに入れるようにします。

テープを使い分ける

緩衝材と品物を固定するためのテープも、様々な種類があり、目的に応じて使い分けることが大切です。
粘着力の高いOPPテープやクラフトテープは、しっかりと留めたいときに最適です。
また、すぐに剥がすときや、品物に傷をつけないよう注意したい場合は、マスキングテープや養生テープがおすすめです。

まとめ

ここまで、代表的な12種類の緩衝材の紹介と、梱包する品物別のおすすめ緩衝材を解説してきました。
どの緩衝材をどのように使えばいいのか、迷われた際はぜひ参考にしてください。
それぞれの緩衝材の特徴をしっかり押さえて、失敗なく適切に選ぶようにしたいですね。

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