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[ 梱包方法 ]

破損トラブルを防ぐには?正しい梱包で配送事故を対策しよう!

ECサイトを運営する上で起きる破損トラブル問題について、対策方法を紹介します。
破損トラブルを回避するための、正しい梱包方法やおすすめの資材など徹底解説!
梱包材選びに悩んでいる方や、破損トラブルに困っている方は、ぜひチェックしてみてくださいね!

破損トラブルとは?原因は何?

ECサイトを運営している中で、お客様から「届いた商品が破損していた」と連絡を受けたことはありますか?
せっかくご注文いただいたのに、がっかりさせてしまうのは申し訳ないですよね。

また、トラブルが発覚したら、迅速に対応しなければなりません。
お客様への謝罪や配送会社への確認、再送・返金対応など、やることも多いです。

破損トラブルの原因はいくつかありますが、多くの場合、【梱包の不備】か【配送中の過失事故】の2つが挙げられます。

どのようにすれば破損トラブルを回避できるのか、まずは原因から確認してみましょう。

破損トラブルの原因:店舗側の場合

店舗起因の破損トラブルとして、梱包方法に問題があると考えられます。
梱包するダンボールは適切なものを選んでいるか、緩衝材を正しく使って保護できているかがポイントです。

例えば、重量のある内容物に対して薄いダンボールを使ったり、デリケートな内容物に対して緩衝材が少なかったりすると、破損トラブルを起こす原因に。
配送中の振動や衝撃、他のダンボールが積み重なる状況に、耐えられる梱包が必要です。

しっかりと梱包すれば、耐久性や緩衝性を十分に発揮するので、ある程度の配送事故にも耐えられますよ!

破損トラブルの原因:配送会社側の場合

配送会社による破損トラブルは、積み込みや積み下ろし作業時など、人の手を介したときに起きやすいと言われています。

不注意でダンボールを落としてしまったり、ケアマークを見落として丁寧に扱ってもらえなかったりと、理由はさまざま。

もしも配送会社の過失によって破損が生じた場合は、商品の補償を受けることが可能です。
配送サービスごとに対応期間や補償額が変わるため、トラブルの際は早急に問い合わせてみてください。

破損トラブルを防ぐには?梱包材の正しい選び方

破損トラブルを防ぐためには、しっかりと梱包をしておくことが重要です。

出荷した後は、商品が無事に届くよう祈ることしかできません。
事前にできることとして、破損トラブルの対策を十分に取ってきましょう。

破損トラブル対策【1】適切なダンボールを使う

ダンボールは、3枚の紙を組み合わせた製品です。
紙(ライナー・中芯)の種類、厚みによって、強度や価格が変わります。

当然のことですが、ダンボールは新品を利用しましょう。
配送中にたくさんの振動や衝撃を受け、ダンボールの耐久性はすでに落ちています。
衛生面からも、ダンボールは繰り返し使わず、使い切りと考えましょう。

適切なダンボールを使う|材質(ライナー・中芯)とは?

ライナーと中芯にはさまざまな種類があり、組み合わせによって強度が変わります。

必ずしも、強度が高い材質が最適なわけではありません。
必要以上のスペックは、過剰梱包になりコストを圧迫するだけです。

強度を高くするほどコストも上がるため、ライナーと中芯のどちらかの強度を上げるのが◎

ダンボールのサイズや内容物の重量によって、必要とされる強度は異なります。

適切なダンボールを使う|厚み(フルート)とは?

ダンボールの厚みを変えて、強度を上げることが可能です。

現状の厚みが3mmや5mmなら、5mm強化芯に変更するのが◎
重量物や越境用によく利用される8mmは、5枚の紙からダンボールを作っているので、より丈夫になりますよ!

適切なダンボールを使う|材質と厚みの選び方

ダンボールワンでは、商品ページ内にある【厚み・材質】を見て、ダンボールの強度を確認することができます。
材質や厚みは共通表記なので、他社製品をご利用中の方も、同様に確認することができますよ。

ダンボールは、サイズが大きかったり丈夫な材質を使ったりするほど価格が上がります。

反対に、極端に小さなサイズ(三辺合計60cm以下)にしたり、厚みを薄くしたりしても、量産機械で製造できない場合や、製造工程が複数に分かれる影響で価格が上がることも。

一般的に流通しているものほど、価格は安い傾向です。

コスト面を意識して無理に小さなサイズにしたり、丈夫な材質にしたりする必要はなく、中に入れる商品によって最適なスペックを選びましょう。

  • 推奨スペックに関して
    内容物や送り先によって必要なスペックが異なります。本記事はあくまでも目安ですので、何かを保証するものではございません。また、ご採用の際には輸送テストの実施を推奨いたします。

破損トラブル対策【2】十分に緩衝材を使う

配送中の振動や衝撃から守るために、緩衝材は欠かせません。

コストを抑えようと緩衝材を少なくした場合、内容物をきちんと保護できず、破損トラブルでかえってコストがかさむことも。
お店の評判を守るためにも、緩衝材にはしっかりとコストをかけましょう。

十分に緩衝材を使う|目的に沿った緩衝材を選ぶ

包んで保護するタイプや、箱の中の隙間を埋めるタイプなど、緩衝材によって使い方や目的がさまざまです。

内容物を包むなら、プチプチやミラーマットが使いやすいです。
緩衝性が高く柔らかいので、いろいろな内容物を優しく包むことができますよ。

箱の中の隙間を埋めるなら、更紙やボーガスペーパー、エアー緩衝材やバラ緩衝材が便利です。
隙間の大きさに合わせて、緩衝材を選ぶのがベスト◎

十分に緩衝材を使う|用途別おすすめの緩衝材

緩衝材って名称が分からないことも多く、何が最適なのかいまいちわかりにくいですよね。
ダンボールワンで取り扱っている12種類の緩衝材を、用途別に紹介します!

緩衝材ごとにメリット・デメリットを詳しく紹介しているので、気になった方はこちらの記事も読んでみてくださいね!

破損トラブル対策【3】ケアマークを入れる

ケアマークとは、配送時の取り扱いを指示するマークのことです。
主に「取扱注意」「壊れもの」「水濡れ注意」など、内容物の破損を防ぐ目的と、運搬する方の安全を確保する目的があります。

国際的に通用するマークなので、輸出用にも使うことが可能です。
その際は日本語よりも、英語表記のマークを使った方が、さらに伝わりやすくなりますよ!

ケアマークはダンボールに印刷したり、シールで貼ったりすることで利用できます。

ケアマークを入れる|ケアマークを印字する

印刷ダンボールを作る際に、ケアマークを印字内容に含めることができます。
ダンボールワンのオンラインデザイン機能では、複数のケアマークを用意しているので、簡単にデザインできて便利ですよ!

ケアマークを入れる|ケアマークシールを使う

ケアマークは印字以外にも、シールで貼ることが可能です。
ダンボールワンでは、多種多様なケアマークシールを取り扱ってますよ!

取扱注意ケアマークシール width=500取扱注意ケアマークシール 荷札「取扱注意」「天地無用」「ぬれもの注意」 width=500荷札「取扱注意」「天地無用」「ぬれもの注意」 荷札「われもの注意」文字タイプ width=500荷札「われもの注意」文字タイプ 荷札「取扱注意」表示テープ width=500荷札「取扱注意」表示テープ

破損トラブル対策【4】底抜けを対策する

ダンボールの梱包が不十分だと、底が抜けて、中身が落下してしまう恐れがあります。

底抜けは、箱の真ん中に重さが集中し、重さに耐えきれなくなったことが原因です。
重量物をあまり強度のないダンボールで梱包した場合や、軽量でも箱いっぱいにぎゅうぎゅう詰めにした場合などに起こりがち。

重さに耐えきれるよう補強することで、底抜けの対策ができますよ!

底抜けを対策する|強度のあるテープを使う

テープには、強度の強い頑丈なタイプや、強度をやや弱めて手で切れるようにしたタイプなど、いろいろな種類があります。
底面を補強するためには、強度の高いテープを使いましょう。

クラフトテープは軽量物や中量物の梱包に適していますが、強度が低く湿気に弱い上、重ね貼りができないので、底面の補強には向いていません。

底面の補強には、強度の高いOPPテープや布テープ、クロステープが最適です!
強度の高さに加え、OPPテープは湿気に強く、クロステープは作業性も高いのがポイント◎

OPPテープ 幅48mm×100m巻 width=500OPPテープ 幅48mm×100m巻 布テープ(茶) 幅50mm×25m巻 width=500布テープ(茶) 幅50mm×25m巻 パイオラン 梱包用テープ ベージュ 50mm×25m width=500パイオラン 梱包用テープ ベージュ 50mm×25m リンレイ 包装用PEワリフテープ 茶色 50mm×50m width=500リンレイ 包装用PEワリフテープ 茶色 50mm×50m

テープについてさらに知りたい方は、こちらの記事も読んでみてくださいね!

底抜けを対策する|テープの貼り方

テープの貼り方を工夫するだけで、底面を補強することが可能です。
重さが集中する中央部分を支えるように十字型に貼りましょう。
Hテープ貼りはサイドに貼るため、隙間からの異物混入を防ぐのに役立ちます。

十字テープ貼り
十字テープ貼り
底面を、テープで十字型にしっかり貼ってください。補強することができます。
Hテープ貼り
Hテープ貼り
重さは真ん中に集中するため、サイドのみ貼るH貼りはあまりおすすめできません。

底抜けを対策する|板ダンボールを使う

底抜けの心配がある場合、底面に板ダンボールを敷くのがおすすめです。

板ダンボールは、外装箱の内寸(内側のサイズ)よりマイナス3〜5mmで製作するのがポイント!
ダンボール箱は製造工程上、3mm前後の誤差が出るため、ぴったりサイズで作ると入らない恐れがあります。

また、板ダンボールが薄いとたわむため、厚みは5mm(A/F)や8mm(W/F)が最適です。
板ダンボールの厚みがある分、外装箱の高さがなくなる点も注意しましょう。

ダンボールワンでは、規格品ダンボールに合わせたサイズの板ダンボールがありますよ!

板ダンボール 500×500mm(5mm厚) width=500板ダンボール 500×500mm(5mm厚) 板ダンボール 600×600mm(5mm厚) width=500板ダンボール 600×600mm(5mm厚) 板ダンボール 三六判 (5mm厚) width=500板ダンボール 三六判 (5mm厚) 板ダンボール 2000×1200mm(5mm厚) width=500板ダンボール 2000×1200mm(5mm厚)


オリジナルサイズで作りたい場合はこちら!
好きなサイズ・材質で、板ダンボールを1枚からオーダーメイド可能です!

本当に破損は防げる?輸送テストを行う

結局どのダンボールや緩衝材がいいのか? はっきりと分からなくて不安になりますよね。
内容物や送り先などによって必要なスペックが変わるため、一概にどれがいいと言えません。

そのため、商品が問題なく届くかは、輸送テストで確認しましょう。
実際にお客様へお届けする前に、自分たちの目で確認することが重要です!

サンプル品で試してみる

さまざまな梱包材がある中で、初回から大量に購入するのはリスクが高いですよね。
そんな時は、サンプル品を取り寄せてみましょう。
複数の製品がセットになっているので、比較して選びやすいですよ!

初めて無料サンプル11種セット width=500初めて無料サンプル11種セット 広告入りダンボールサンプル10種セット width=500広告入りダンボールサンプル10種セット 定番ダンボール箱 無料サンプル7種セット width=500定番ダンボール箱 無料サンプル7種セット プチプチ材質見本 width=500プチプチ材質見本

輸送してテストする方法

実際に出荷し、梱包に問題がないか検証を行いましょう。
このとき、遠方のお客様へ発送することを想定して、普段利用している配送会社を使い、できる限り遠い場所へ送るのがベストです。

ダンボールワンでは、金沢オフィスと目黒オフィス間で輸送テストを行っています。

  1. 金沢オフィス(石川県)から目黒オフィス(東京都)へ
  2. 開封せずに、目黒オフィス(東京都)から金沢オフィス(石川県)へ

一往復させた後、金沢オフィスで開封し、梱包や内容物に問題がないか確認しています。

簡易的にテストする方法

予算やスケジュールの観点から輸送テストが行えない場合、簡易的に検証する方法もあります。
ダンボールにしっかりと内容物を梱包して、下記の動作を行ってください。

  1. 手に持ち、上下に10秒程度振る
  2. 手に持ち、左右に10秒程度振る
  3. 立った状態で、向きを変えて3回程度床に落とす
  4. 机や床の上で、5回程度転がす

トラックの振動や衝撃、運搬する方の作業状況を再現するのがポイントです。
ダンボールを開封して、内容物が割れたり傷ついたりしていないか確かめてください。

ダンボールワンで行ったテスト

以前ダンボールワンで行ったテストの一部を公開します!
紙製クッションと従来のエアクッション付きクッション封筒で、耐久性に違いはあるのか比較検証したときの内容です。

輸送テストでは、いくつかの内容物で数枚ほど出荷しました。
画像はCDを梱包した際のものです。
このように、出荷前と出荷後で比較できるよう、いろいろな角度から写真を撮っておきます。

同様に、落下テストもいくつかの内容物で検証しました。
画像は化粧水を梱包した際のものです。
数パターンの落とし方をして、さまざまな衝撃に耐えられるのかを検証します。

  • テスト内容に関して
    輸送テスト・簡易テストは、企業によって条件や評価基準が異なります。本記事はあくまでも目安ですので、何かを保証するものではございません。

十分に対策を行って、破損トラブルを防ごう

ECサイトを運営していると、どうしても起きてしまう破損トラブルについて、対策方法を紹介しました。
最適な梱包ができれば、安心して出荷できますよね!
お客様にご迷惑をおかけする前に、しっかりと対策をしておきましょう!

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